>>135
出題、ありがとうございました。

【白痴小五郎の推理】
ピカソ的な画風(キュビズム)の抽象画家たちが高い名声を得ていた二十世紀初頭の欧州では、
同時にそれらを「退廃芸術」と呼び、その一掃を目論む者たちが勢力を拡大していました。
かの、ナチスです。

自身の所有する絵画がいずれはナチスに没収され、焼却や散逸の憂き目に遭うことを予見した画家は、
それらをナチス好みのロマン主義的な写実画で「上書き」することにより、秘匿しようと考えます。
(退廃芸術家たちは既に当局にマークされており、絵をそのままの状態で運び出したり、隠すことは困難でした)

彼は絵を描き終えると、妻の居る場所へと「旅立った(≠亡くなった)」のでした。《おしまい》

質問:画家が描いた絵とはなんでしょか?
答え:抽象画を隠す為に上書きした絵