「毎時20分(9時20分のような)になると、一瞬会話が途切れ、部屋がシーンと静まりかえる。その時間になると天使が通り過ぎるので、足音に聞き耳を立てるからだ」という迷信らしきものがイギリスにはあるらしい。
今現在ネット環境がよくない状況なので、以前調べたことのうろ覚えの話で済まんが、切っ掛けは、『ひらいたトランプ』の次のシーン(ハヤカワ文庫、加島訳p.28):

> ちょっと沈黙が続いた。
> オリヴァー夫人が口を開いた。「いま、二十分まえかしら、それともすぎ?あたしの天使がもう来るころよ、さあ、ひと勝負始めない?きっと今夜はつくわよ」

特に誤訳があるとは思わなかったけれど、ちょっと原文ではどうなっているのか興味が湧いたので調べてみると、次の通りだった。真中より後ろなんか全然違っていることが判明した:

> "Is it twenty-to or twenty past? An angel passing ... My feet aren't crossed? it must be a black angel!"
( 「... 」は原文ママ)