昭和レトロの世界観で口腔性交や肛門性交を描いているのは斬新だった。口腔性交が一般的になったのは1990年代だからだ。肛門性交は令和になってもそれほど一般化していない。寿行がどれほど未来を先取りしていたかよくわかる。

そして20代の女子の間にはパイパンの波が押し寄せている。彼女達は剃るか剃らざるかで決断を迫られる世代だ。そこをしっかりと描く作家が出て欲しいな。