怒りを伝えるときには、ただ一方的にあなたの思いを伝える、という方法ではいけません。相手は自分への配慮を感じればこそ、あなたの怒りの裏にある真剣な思いに耳を傾けてくれるものです。たとえば、こんな言葉を何気なく言ってしまっていませんか?

1 「だからお前はダメなんだ!」〜人間性へのダメ出しをする
2 「どうせわたしは○○だよ!」〜自分を卑下する
3 「あんたには無理だよ」〜最初から不可能だと決めつける
4 「女の考えそうなことだ」〜性別、出身地、家系、所属によるものだと決めつける
5 「他でもやってるんだろう!」〜根拠のない憶測をする
6 「どうして○○みたいにできないの?」〜他人を引き合いに出す
7 「あのときだって○○だったし……」〜過去を責める

とっさに出てしまう言葉でも、たった一言が人間関係の亀裂を決定的なものにすることもあるのです。怒りが湧き上がってきたときこそ、一呼吸おいて気持ちを整理しなくてはなりません。