札幌南郵便局員ら逮捕 投資名目で集金容疑 被害総額2億8千万円か 
北海道警札幌中央署(02/26 17:09、02/27 00:15 更新)

元本保証と高配当をうたって高齢者に架空の不動産投資ファンドへの出資を持ちかけ、
多額の金を集めたとして、札幌中央署などは26日、出資法違反(預かり金の禁止)の疑いで、
札幌市白石区菊水6の2、不動産投資会社「デジカン」元社長酒井清昭容疑者(61)と、
同市白石区菊水上町3の3、日本郵便札幌南郵便局員容疑者(43)を逮捕した。
2人は郵便局の顧客を勧誘するなどして、4年間で約20人から約2億8千万円を
集めたとみられ、同署が関連を調べている。

 逮捕容疑は2012年1〜5月、元本保証と年10%の高配当を約束し、同市南区の無職女性(76)ら
4人から計約1900万円を不正に集めた疑い。酒井容疑者は容疑を認め、
容疑者は「なぜ逮捕されたか分からない」と否認しているという。

 同署によると、容疑者は郵便局の簡易保険の販売を担当。保険加入者宅を
訪問して、偽のパンフレットを見せるなどして勧誘し、集めた金額に応じて
酒井容疑者から手数料を受け取っていたとみられる。