>>28
今は昔、10年程前の事じゃ。
保険課に在籍していたS君という若い男性職員が自ら命を絶ったのじゃ。
元々、彼は集配の職員だった。
真面目だけが取り柄の彼であったが、仕事は決して出来る方ではなかったようだった。
誰がどう考えても彼に保険は向いていなかったが、彼は強制的に保険に配置転換させられた。
保険課に欠員が生じたため、集配課の中から補充する事になったのじゃ。
集配課では色々な職員に保険課行き打診した。ここで話題のM尾やI福にも声をかけた。
しかし、誰もが「イヤじゃ!」と保険課行きを断った。
仕方なく当時の集配課長はS君には保険は向いてないとしりつつ最後に声をかけた。
勿論、S君も「僕は保険には向いてないと思います。自信がありません。」と断った。
しかし、当時の管理者は面子の為に「お前しかおらん。お前に集配の居場所はないで!」と
無理やりS君を保険課に配置転換した。
しばらくはS君もなんとか保険で頑張っていたようだが、ややこしいモンスター客に引っかかってしまった。
S君の責任ではなく、モンスター客に保険を売りつけたワルが一番の責任なのだが。
気の弱いS君がそのモンスターにクレームをつけられた。
S君は上司に相談したが、上司はS君を助ける事はしなかった。
上司が迅速な対応をしていれば早期に解決していたかも知れなかったのに、
モンスター客のクレームが酷くなり事が大きくなって収拾がつかなくなってから、
S君に「お前はもう外に出るな!」「ここで一日中反省文を書いとけ!」と命令した。
さらに上司はS君に対して「どうするねん?」「お前の退職金では弁償しきらへんぞ!」等と迫り、
S君を追い詰めた。その週の非番日にS君は首を吊って自らの若い命を絶ったのじゃ
。S君が命を絶った事でクレームはなんとか解決出来たのじゃ。
この一連については当時の管理者と集配課の一部の人間と保険課の職員とJP労組の役員しか知らない事である。