http://www.yomiuri.co.jp/economy/20180107-OYT1T50013.html

 7日投函とうかん分まで料金が52円に据え置かれている年賀はがきについて、高松中央郵便局(高松市)が、懸賞への応募などに使われた場合、受取人に10円の追加料金を誤って請求していたことがわかった。

 同郵便局によると、誤請求の件数は調査中だが、数十件はあるとみられるという。

 他の郵便局でも同様の運用がされている可能性があり、日本郵便は4日、年賀はがきは全て52円で取り扱うよう全国の郵便局へ通知した。

 通常はがきの料金は昨年6月、収益悪化などを理由に62円へ10円値上げされた。一方、一斉配達で人件費を抑えやすい年賀はがきは7日投函分まで52円のままとされた。

 ところが高松中央郵便局では「年賀目的でないものは通常はがきとみなす」と誤って解釈。仕分け担当者が文面を見て追加請求の対象を選別していたという。同局は「認識に誤りがあった。追加で支払った人には返還する」としている。

 8日以降は年賀はがきにも10円切手を追加で貼る必要がある。