日本郵便、「ゆうメール」での小物商品配送を禁止…特約の終了で
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多くの通販サイトの商品発送方法から、「ゆうメール」が消えることになりそうだ。
全国一律で180円から荷物を発送できる日本郵便(株)の「ゆうメール」は、多くの通販会社から小物商品の発送に利用されてきたが、
今後は印刷物や電磁的記録媒体(CD・DVDなど)を除き、商品の発送には利用できなくなることが、通販通信の取材でわかった。
業界で最も安い商品の発送手段が終了することで、今後、通販・EC事業者が送料を値上げする可能性も出てきた。

通販通信が日本郵便を取材したところ、特約ゆうメール便の終了の通知を行なっていることを認めた。
「以前から特約運賃を適用している一部のお客さまに、内容品に小型物品を含むことができる特約としていた。
ただ、日本郵便の方針として、ゆうメールで扱えるものは印刷物又は電磁的記録媒体を内容品とするものに限り、
これ以外の小型物品については、ゆうパケットかゆうパックなどをご利用いただくこととなった。
新規のお客さまについては、内容品に小型物品を含む特約運賃提示は終了している」(広報部報道担当)と回答があった。

日本郵便の説明によると、会社全体の方針として14年に「ゆうパケット」が登場の時点から、
「ゆうメール」は印刷物と電磁的記録媒体に特化した郵便形態にしていく流れではあったという。
ただ、完全に終了するまでのスケジュールについては「順次案内を行なっており、具体的な期限などは設けられていない」とする。
昨今の物流クライシスを受け、「特約ゆうメール」終了に向けてピッチをあげているということだ。