急増する薬物犯罪 知らぬ間に日本はアジア最大の「覚醒剤」マーケットになっていた!2018年9月14日
http://news.livedoor.com/article/detail/15303598/

皆さんはこう考えていないだろうか。覚醒剤に手を出すのは私と無関係な一部の人間だけ。
それに、日本は他の国々と比べて、薬物使用者や薬物犯罪が圧倒的に少ない――。

残念ながらそれは思い込みに過ぎない。

約40年の長きに亘り、薬物犯罪と対峙し続けてきた瀬戸晴海・厚生労働省麻薬取締部前部長は、
「現在、日本には世界中から膨大な量の覚醒剤が密輸され、かつてない薬物汚染の激流に
呑みこまれようとしている」と警鐘を鳴らす。

事実、日本はいま、世界中の密輸シンジケートに狙われる「覚醒剤市場」となっているのだ。

なぜ覚醒剤の押収量は急増したのか。その点について順を追って説明しよう。

(1)日本の覚醒剤価格は「高値安定」

まず重要なのは日本における覚醒剤の「価格」である。

覚醒剤1グラムあたりの末端密売価格は現在6〜7万円。世界中のどこを見渡しても
覚醒剤がこれほど高値で取引されている国はない。

(2)日本の覚醒剤需要の多さ

次に、日本の覚醒剤需要は一般の方が想像する以上に多い。

覚醒剤事件による検挙者数こそ年間1万人程度だが、実際の使用者はその20倍に
上るだろう。いや、場合によってはその程度では済まないかもしれない。
50倍と推定している情報分析官もいる。