「ヤクザに人権なし」銀行口座を強制解約 暴力団“締め付け過ぎ”が招く「犯罪アングラ化」の恐ろしい未来

https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20180921-00548971-shincho-soci

「このままだと暴力団の規模が縮小していくのは間違いなく、そこだけ切り取ると良いことのように見えるかもしれません。
しかし、一方で半グレと言われる組織犯罪勢力は、近年、勢いを増している。ここ数年の犯罪件数を調べると、オレオレ詐欺などの詐欺が増えて、恐喝が減っています。
詐欺は半グレの中心的な収益源。恐喝はヤクザの三大シノギ(覚醒剤、賭博、恐喝)の一つです」

 先の山之内氏も、

「古今東西、薬物、売春、賭博、用心棒の需要はあり、そこに必ず犯罪組織が必要とされます」

 として、こう語る。

「ヤクザが衰退すれば、諸外国と同じように日本でも犯罪がアングラ化します。大阪のミナミでは、ここ数年ヤクザに力がなく、半グレがその役割を担っています。
統制のとれない犯罪組織ばかりになると、最も手っ取り早い商売である薬物に流れる人間が多くなるのは確実。そうなると、これまで薬物の蔓延度が低かった日本も変わってくるはず。
ちなみにメキシコでは、麻薬に関係する死者が毎年1万人以上も出ています」

 暴力団“締め付け過ぎ”の先に横たわる恐ろしい未来。
薬物中毒者が巷に溢れれば、無辜の一般人や子供が犯罪に巻き込まれる確率が上がるのは自明である。