ロープ、建築資材、バイオマスエネルギー、製紙原料、船具、
ランプ油、衣料品、医薬品――、
栽培作物として華々しい経歴と能力をもった植物が、
なぜ表舞台から姿を消してしまったのか?
2014年現在、アメリカでは23の州で医療用大麻が認められている。
大麻草について正しい知識を得るために、今、必読の一冊。 (大麻草と文明)
[第1章]大麻草の歴史
[第2章]大麻草の実用性
[第3章]利益を生み出す植物
[第4章]合法大麻草の終焉
[第5章]猛威をふるう大麻取締法
[第6章]医療大麻とは
[第7章]治療薬としての可能性
[第8章]大麻草の種子(麻の実)が栄養源に
[第9章]経済:エネルギー、環境と産業
[第10章]神話、魔術、医療
[第11章]大麻草を巡る戦争
[第12章]19世紀の画期的な発見
[第13章]偏見と憎悪
[第14章]70年におよぶ抑圧
[第15章]ゆがめられた事実
[第16章]大麻草の未来

著者紹介
ヘラー,ジャック[ヘラー,ジャック] [Herer,Jack]
1939年、アメリカ合衆国生まれ、2010年没。「ヘンペラー」(大麻草の皇帝)の異名で知られ、
アメリカや世界の大麻合法化運動のカリスマ的先駆者であった。
『THE EMPEROR WEARS NO CLOTHES』にて
環境学的見地や医学的な視点から大麻草の歴史を紐解き、
アメリカ政府や多国籍企業による陰謀の数々を暴露した。