興味深い記事を発見したので紹介しておく。

2017年に70,000人以上のアメリカ人が薬物過剰摂取で死亡 2018年8月16日
https://freebeacon.com/issues/drugs-killed-70000-americans-2017/

2017年1月から2018年1月までに、72,000人以上の人々が薬物過量投与で死亡したという。
2016年に比べて14%の増加となっている。

昨年の増加の原動力は、フェンタニルと呼ばれる危険な合成オピオイドであり、
主に医療用鎮痛剤のフェンタニルである。

実際、フェンタニルの過量摂取率は年々増加し続けているが、他のオピオイドである
ヘロインやオキシコドン、ヒドロコドンなどの処方薬による死亡率は低下しているようだ。

【図表】薬物過剰摂取死亡率推移
https://fb14.akamaized.net/up/2018/08/Plot1-1.png

フェンタニルは、4〜5年前、米国との国境に現れ始めるまで、薬物の世界で
事実上知られていなかった。 それ以前は、無責任な製薬会社と結びついた
複雑な流行、処方箋、そして痛みを治療することを熱望している文化など、
処方オピオイド薬に関連した過量摂取死亡率の安定した上昇を経験していた。

警察は、オキシコドンのような錠剤を規制強化し死亡率を低下させた。

この厳重な取り締まりの導入は、2010年に始まった処方薬からヘロインへの
大量転換をほぼ確実に煽った。

ヘロイン死亡率高騰は、メキシコ・カルテルがオピオイド依存症市場を求めた結果である。
しかし、フェンタニルに関連する死亡者は2014年から上昇した。

(つづく)