>>147 つづき

「我々は、実際に合法化した人々に国が従う事を推奨しない」だろうか?

どちらにしても、日本語記事の、『WHOが「実際に合法化に踏み切ろうとしている国に
続くよう各国に奨励することはない」』と言う翻訳は原文とかけ離れている。

WHO事務局長の発言は真意が読み取りづらいし、本当に、
『嗜好用マリフアナの合法化は奨励しない』と言ったのかは釈然としない。

WHO事務局長は、医療大麻は規制を掛けた上で合法化したい、
嗜好大麻合法化は良く思っていない、と言う事だけは読み取れる。

いずれにしても、WHO専門家委員会の事前審査は医療大麻の有効性を認め、
スケジュールWすなわち、医療価値のない物質と言うカテゴリーから
削除する事を推奨した。

また、大麻がヘロインやフェンタニル(スケジュールT)の物質より、
明らかに害が少ない事だけは完全に認めた。

2018年11月に開催される第41回WHO専門家委員会(ECDD)で最終評価
(クリティカル・レビュー)が行われ、WHOは国連条約における大麻規制
レベル引き下げの勧告を行う。

国連における大麻規制レベル引き下げ最終決定は2019年3月に開催予定の
国連麻薬委員会において採決される。

今後とも、大麻に関するWHO、国連の動きに注目して見守りたい。