>>291 追加情報

Q & A : 『WHO:薬物依存専門家委員会第41回会議』2018年11月12~16日
http://www.who.int/medicines/access/controlled-substances/ecdd/q-a-ecdd-2018/en/

2. なぜ、ECDD会議が重要なのですか。

国際薬物統制条約は 1961年と1971に確立されたが、ECDDは初めて大麻、および
大麻関連物質の全面的な見直しを行う。

今まで、大麻はヘロインと同レベルの厳しい制御、すなわち(スケジュールⅠおよびⅣ)
で規制されていた。

ECDD会議は、現在の大麻および大麻関連物質の国際スケジュールの妥当性
についての提言を行う予定である。

これらの推奨事項の目的は、国際対策が効果的に人々の保護、健康、特に
実証済みの最も脆弱な人々が、治療特性を持つ大麻由来製品への
アクセスを制限しないことを確認することである。

3. ECDDは、大麻を合法化するべきかどうか決定できますか?

ECDDは、全ての向精神薬の合法化または治療上の使用に関する合法化審査は決してしない。

むしろ、濫用、依存および公衆衛生に害を及ぼす可能性の証拠を審査している。
評価は、科学的研究と既存の証拠に基づいている。

また委員会は、これらの物質の実証済みの治療特性を考慮し、これらの薬剤が
寄与するかもしれない患者に不利益をもたらす国際統制のリスクを制限する。

(つづく)