米国議会上院、下院は、産業用大麻(ヘンプ)を規制物質法の対象から外す法案を、
可決した。トランプが同法案に署名すれば施行される。

産業用大麻とは、乾燥重量ベースでTHCが0.3%未満である大麻植物を意味する。
THCが0.3%未満または、産業用大麻の花穂から抽出されたCBDは違法薬物から除外される。

米、産業用大麻の大規模栽培を合法化へ 法案可決 12/13(木)
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181213-00000031-jij_afp-int

米下院は12日、産業用大麻(ヘンプ)を規制物質法の対象から外し、
大規模栽培を認める法案を賛成369、反対47の賛成多数で可決した。

上院でも前日に賛成87、反対13で可決済みで、ドナルド・トランプ
米大統領が署名すれば成立する。

法案は共和、民主両党から幅広い支持を集めた。賛成議員らは、
ヘンプ栽培によって米農家の機会が広がると主張していた。

法案を後押ししてきたミッチ・マコネル上院院内総務によると、法案は
「ヘンプを農産物として合法化する」もので、成立すればヘンプ栽培が
農作物保険の対象になるほか、研究開発でも連邦政府の助成金を
申請できるようになる。

マコネル氏は「ここワシントンで多くの議員たちが払ってきた努力が、
最高の形で実った。だが、真の勝者は成長著しいヘンプ市場から恩恵を
得る栽培農家や加工業者、生産者、消費者たちだ」と発言。

トランプ大統領が法案に署名する際には「喜んで私のヘンプ製ペンをお貸しする」
と冗談を口にしつつ、ヘンプ栽培の合法化は「苦境にある農家やその家族に
新たな機会、新たな生産品、そして新たな雇用を提供する」と強調した。