>>236 つづき

W.交通安全

THCしきい値の制限は、多く場合アルコー濃度と機能障害に相関性があるよう、
THC濃度にも機能障害との相関性があるという誤った認識に基づている。

ところがこの2つの物質は、代謝しくみが全く異なっており、一方から他を類推できない。[xvi][69]
THCはマリファナ使用から数週間たち、その影響による機能障害がすべてなくって
相当後でも血液内に残留し、検知される場合がある。[70]

米運輸省道路交通安全局 (NHTSA)、AAA 交通安全財団、研究者たちが
行った調査のすべてで、THCはアルコールと異なり、特定のTHC濃度と
機能障害には明確な相関性のないことが確認されてる。 [xvii][72]

血中THC濃度では、ドライバーが機能障害に陥り安全運転できないかどうかを
客観的に判定ない 。[73]

DUI (飲酒・薬物運転)による逮捕
さらに、コロラド州パトロール機関の報告によると、マリファナの DUI 違反通知数が
2017 年第 1 四半期中には前年同期比で 1/3(33.2%)減少した。[xx][79]

ワシントンではあらゆる種類の DUI による逮捕数が、マリファナが合法化された
年の前年(2011 年) 1 年間の34,256 件だったことに対し、成人マリファナ使用の
合法販売が開始されて 2 年後の 2016 年には 22,993 件と なり、ほぼ 1/3(32.9%)
減少している。[80]DUI による 逮捕率も、マリファナ合法化前に比べ、安定して
減少を 続けた(表 13 参照)