だが、日本で急速にSSRIが普及した00年代初頭、既に欧米ではSSRIの一部患者に対する深刻な副作用が明らかになりつつあった。
01年にはアメリカの訴訟で、妻と娘と孫を射殺した後に自殺した60歳男性の犯行はSSRIの副作用が原因だったと認定され、製薬会社には640万ドルの損害賠償が命じられた。
09年には日本の厚生労働省もSSRIの添付文書に攻撃性の副作用明記を求めた。