>>588

その研究は、3000以上の既存の研究から作為的に11の研究を選んで纏めたもので、
研究者自身が『因果関係は証明できない』と告白しているように、
『因果関係は証明できない』ばかりでなく、『大麻以外の交絡因子』も排除できない。

未成年から大麻などの薬物を違法に使用する層は精神的および
生活上の問題があり、精神的な問題を抱えた層が大麻を自己治療として
使用すると言う、『逆因果関係』が影響している可能性も極めて高い。

この研究は以前に発表された、『未成年者の大麻使用は脳に悪影響がある』と言う、
間違った研究を根拠としている。

しかし、複数の新たな研究は、飲酒、タバコ喫煙、遺伝、家族関係など
交絡因子を排除した場合、非使用者と脳の違いは見出せなかった。
大麻使用で脳の変化はなかった。

間違った古い研究を根拠とする研究は根本から間違っている。

このような研究の誤謬は『虚偽の原因の誤謬』と言って軽蔑の対象となる。

『因果関係は証明できず』『交絡因子の強い作用』があり、『逆因果関係』である
可能性が高いのに、まるで大麻が原因のように言うのは、非科学的であり、
虚偽の報告である。

(つづく)