「私は21歳の時に乃木坂46の研究生として入ってきて…」。
涙をこぼさないように上を向く。
「…大丈夫」と自分に言い聞かせて、そして泣くのを必死にこらえながら当時を振り返る。
「21歳で研究生ってなかなか焦るものがあって、ちょうど1年後くらいに正規メンバーとして、それと同時にOL兼任も始めたんです。
OL兼任でいろいろ意見をいただいて、毎日泣きそうになりながらお家に帰っていた。
同じ境遇の人がいないから誰に相談していいかわからないし、だからといって私に対する鋭い目が背くわけでもなかったので、どうしよう、どうしようって。
でも、やっぱり助けてくれる人、見ていてくれる人はいっぱいいて、そこで私は頑張ろうと思って4年間にやってきました」と胸を張った。