きみ去りてひとりきり


きみは去り、僕は今はひとりぼっち

一人で生きていける覚悟こそなかったけど過去の僕は無知で馬鹿だった
そうさきみさえ知らなければ出会わなければ

一体ひとりきりで今僕はどうしたらいい?
きみという魔薬に一度溺れて沈み込んだこの体で

いつもきみだけが全て
このこころも体もふたりでひとつだった
逃れられなくしたのはどっち?
そう聞かれたらきみだとそう僕は答えるだろう

情けない奴だと笑わないで
今きみが手元に戻りさえするのなら
なんでもひざまつきもするから
ひとりでなんか生きてゆけないよ

一体ひとりきりで今僕はどうしたらいい?
きみという魔薬に一度溺れて沈み込んだこの体で

風があざ笑うかのようにカラカラと吹いている
こんなさびしい胸の痛みはもう感じたくないから

きみは去り、僕は今は木枯らしの中