Color Of Word (゚ー゚*)
空に光る星よりも
水面に輝く太陽よりも
アーチを彩る虹よりも
颯爽と駆ける風よりも
永久に残る 記憶を綴る
友達から教えてもらった嘘みたいに金の生る木を作れる方法
参考までに書いておきます
いいことありますよーに『金持ちになる方法 羽山のサユレイザ』とはなんですかね
Y7E ただ失えば死ぬだけの
唯一無二の存在に
適応したきた結果が
憧れや喜びを創り出し
愛という名の地獄に溺れている
憎悪や敵意を創り出し
愛と名付けて殺すのだ ◆
君の手を握り
返ってきた握る強さとか
君の目を見て話し
君が僕を見る長さとか
そんな些細な事で
心の在りかを探してしまうよ
君の中にどれくらい僕がいるのか
僕の中にどれくらい君がいるのかを
◆ ◆
一年に二回
あなたと言葉を届け合う
2019年の甘い夜は
まだ始まらない
生存確認のようでもあり
居場所の確認のようでもあり
終わったのに終われないまま
続かないのに続けたままだ
私はいつだって始まりを覚えている
一年に二回
訪れるふたりの誕生日
◆ ◆
過去と音符を愛して
不幸でいればこれ以上不幸になることはないと云う
憂鬱に愛されて
不幸である自分に自分の存在価値を見出す
世界はこんなに広いのに
能動的に人生を楽しむ若者がこんなにも溢れているというのに
表情を作るくらいなら無表情を好んで
優しくできなくなるくらいなら初めから優しくなどしないと
昭和時代と英国を愛して
善意は偽善で悪意が真実と云う
あなたから最も遠い場所にある母の愛が届きますように
あなたがしがみつく憎しみから手が解けますように
◆ 月だけが起きている夜に
そっと二人で遠くまで
煌めく夜景の中に灯って
何もかも忘れられたらいいのにね
繋いだ手は温かいけど
笑いあっても虚しくて
覚醒と眠気の混じった空間で
終わりの時を気にする
朝になれば醒めてしまう?
もう醒めているんだろう。
月を眠らせて
二人の時間を眠らせて
また別々の一日が始まる
知らない一日が始まっていく 何もおもしろくない無意味で退屈なインターネット
中毒症状みたいに時が経つとアクセスしてしまうのは
いつかの感動に触れたくなるから
地上が怖くて海底を藻掻いていた先で海底まで雷が落ちた衝撃
こころに触れた彼らの言葉、触れなくても心で感じられるぬくもり、
想ってくれていると信じられる繋がり、こころとこころが通っている感動に
もうそこになくても再度包まれたくなるから、アクセスしてしまうんだろう
あの頃の自分に少し戻るかのように
あの頃の彼らに少し会えるかのように *
2年間の空白をすぐに埋める言葉はいくらでも述べてしまえるけれど
少しずつ埋めていく方が服を一枚ずつ脱いでいくみたいにエロティックだから
カーテンを閉めても陽射しが漏れる秋の昼間
その光が柔らかい肌を更に白く照らしながら
増える吐息と、混ざり合う唾液、言わなくても伝わるその感情に、
どこまでも溺れるがまま、どこまでも泣けばいいのです。
* *
水中優雅に泳ぐ
金魚の尾ひれのような
桜の花びら
* *
これだけ好き放題した僕らには
罰を受ける義務が生まれていた
* *
満月の夜とその前夜
月明かりに引き寄せられた
数え切れない海月の浮遊
引力を秘めた月に呼ばれて
半透明の意識に ただ迷い込んだの
透き通った体に 光と影をさらに纏って
その柔らかな体に 棘を隠して舞う時は
海月であることを忘れてしまうの
今宵 お月様のお気に召すまま
いつでも溶けて 海に還れるように
無意識の中の意識を 月の引力へ捧げたの
* *
死を急いでいるのでは無い
我々は始まりを夢見ている
* *
手に入らなかったものが多い人は
死を考えながら生きている
*