がんばって書いてみました。よろしくね。

>>205
1回目の、気がついたら真っ暗だった という一文は、獅子舞の中で 急に意識的になった
という瞬間を表現していて、そんなことって現実的にありえるのか、と思うのと同時に
ユニークさも感じました。このちょっとした違和感を孕んだ一文が、前半と後半で2回
挟まれていることで、読み手の理解に緩急(ゆさぶり)をかける効果があったと思います。
それがこの作品全体を印象的なものにしていると思いました。

個人的に気になったので 気がついたら でググってみました。検索候補のトップは 
気がついたら異世界で人類の敵になっていた でした。(なにそれ?)
そうかー。気がついたら て言葉自体がそもそも面白さを秘めてるのかもしれないです。
それをこの作品の核(闇と光の対比、であるところの闇の表現)にもってきたのは、
ユニークでした。
ただ作品全体として見たときに、詩的感が足りないように思えるのが少し物足りない
とも感じました。

>獅子舞の中は視界が狭くなるが口の部分から光が入ってくる
>暑苦しくはあるが不思議と光が心地よく思える

この作品で一番、詩情を感じた部分です。やさしい光と獅子舞の中の彼の心情が
合わせて感じられたように思いました。そしてラストの

>僕は今年もこの土地で
>獅子舞の中から春の光を迎えます

意外性と温かみのある表現で締めている点もほのぼのとしていて面白く、グッドでした。