人知れず咲く花を見つけた
美しすぎて見とれてしまった
見た事もない鮮やかな花
私だけが知る蜜の味
私の密かな自慢であった
毎日通い続けては
いつも与えてもらうだけ
それでも見返り求めずにただ
微笑みながら揺れている
そんなあなたが愛しかった
いつかあなたが枯れてしまう時
私はその胸元で眠りについて
交ざりあう夢を見て旅立とう
お返しはこの羽でいいかな
あなたと一つになる夢を見た