誰の過ちだ 誰の償いだ
夢見た人間は 皆その身を投げた
蒼い光源と 白い理想郷
攫った幻に 訣別が出来ずに

誰の言動だ 誰の行動だ
目醒めた運命は その針を進めた
くぐもる眩暈と 繰り返す身体
見惚れた快楽に 反抗が出来ずに

災厄の襲来だ 襲来だ 襲来なんだ
絶えぬ焔が焼き尽くした街並で
眼潰しの閃光を擦り掻い潜った
こんな掌じゃ何も掬えやしない

僕達の戦争だ 戦争だ 戦争なんだ
明けぬ暗闇の帳を斬り刻んで
耳潰しの音色を塞ぎ忌み嫌った
こんな残骸じゃ何も救えやしない

アゲロアゲロ声をアゲルンダ
絶望に哭く暇も無いんだ
咲いた紅い華に焦がれては
君達は世界を糺した

ナゲロナゲロ意思をナゲルンダ
愛情に吐く隙も無いんだ
融けた黒い灰を被っては
僕達は踊り続けよう


飛ぶ鳥達よ 炎海の上から
眺める地獄は さぞ美しかろう
有明月よ 雷雲の上から
眺める花壇は さぞ楽しかろう

駆け堕ちる陽よ 冥界の上から
眺める畑は さぞ愚かだろう
見守る星よ 銀河の上から
眺める世界は さぞ惨めだろう

アゲロアゲロ声をアゲルンダ
絶望に哭く暇も無いんだ
咲いた紅い華に焦がれては
君達は世界を糺した

ナゲロナゲロ意思をナゲルンダ
愛情に吐く隙も無いんだ
融けた黒い灰を被っては
僕達は踊り続けよう

イキロイキロ此処でイキルンダ
奇蹟の愛を切る事勿れ
二重螺旋の壊れぬ限り
閉ざされた輪廻に抗う

ハシレハシレ此処をハシルンダ
星の標を断つ事勿れ
胸の鼓動の強まる限り
この街で生き続けるのさ