【俳句】プレバトのお題で一句詠みましょう 14
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【俳句】プレバトのお題で一句詠みましょう 13
http://mevius.5ch.net/test/read.cgi/poem/1538054903/ >>68
> 散る紅葉滞ること無かりけり
これ好き。 そうだよね。渋滞の滞も入れてあってオシャレだよね。 紅葉の裏表だとやはり
うらを見せおもてを見せてちるもみぢ 良寛
良寛はある紅葉の句からインスパイヤされたらしい。それが
裏ちりつ表を散りつ紅葉かな 谷木因(タニボクイン)美濃の俳人
だそうだ。
雅子妃も表裏の歌があった
吹く風に 舞ふいちやうの葉 秋の日を 表に裏に 浴びて輝かがやく 雅子妃
裏表見せなば見せよ散る紅葉
この句も木因と良寛をふまえると味のある挨拶句になっていますね。 渋滞の先を楓に尋ねをり
いいですね。余裕を感じます。「楓」だけで晩秋の季語なんですね。 いくたびも雪の深さを尋ねけり
そう考えると
渋滞の先を楓に尋ねけり
この方が良かったかもしれませんね
ほとんどパクリかもしれません 元来俳句で単に「楓」と詠めば紅葉のさまをさし紅葉以外の時期は
「若楓・青楓・花楓」などと詠まれていたが近年では「紅葉」を添えて
「楓紅葉」と詠まれることが多くなっている。
ということは「銀杏」イチョウより「楓」カエデのほうが季語の純度が
高いのかな、たしか夏井先生は銀杏だけではイチョウの木のことで季語
でない、銀杏散るで季語だと言っていた。
でも銀杏もギンナンとよめば秋の季語だよね。 誰も突っ込みませんが>>80もひっかけでしょう
渋滞のガソリン切れや雪も良い
渋滞のガソリン切れや雪催
渋滞でガソリンがなくなって
途方に暮れている時に
さらに雪が降ってきそう…
全く逆の意味ですね
発想は面白いと思いますし
切れ字の使い方 語順も申し分ありません
多分ベテランでしょうから面目にやれとw >>88
銀杏はまさにその通りです
楓は一文字で晩秋の季語とするところと
花=春 紅葉=秋 というところもあり
歳時記によって異なります 渋滞の先を楓に尋ねをり
楓への心のつぶやきなので「をり」でいいのでは、子規の句の
いくたびも雪の深さを尋ねけり
これは実際に人尋ねている
「どんだけ積もってんの、まだまだ積もるかな、もっと積もるかな」
そんなわくわくしたもどかしさ。 >>91
ワクワクしたもどかしさとも読めるが…
この時の子規の病状を考えるとそうではないね
をりか? けりか?
最初直感的にをりにしたが
後からけりの方がいいと思うようになった
まあ 句会にも出せない駄句だから
(作者が言ってるので間違いない)
いろいろいじって楽しんでくれたら嬉しい 天高く月 地に影のごと人知
何かしら説法のような句ですね
仏法は体のごとし世間は影のごとし体曲れば影ななめなり
日蓮聖人御遺文「諸経与法華経難易事」/ 弘安三年(一二八〇年 聖寿五十九歳) そら言われなくても月は天高いだろう
さらに途中スペースを入れないと
月地が読みにくい 雪も良い、雪催。
季語に慣れ親しんでいないとでないですね。さすがです。
をり、けりではより軽いのは、けりの方だと私は感じました。
97の句は
渋滞や、とすればどんな風にも行けそうです。(笑)
渋滞や昔牛車の歩みなり(無季)
渋滞や昔牛車の龍田姫 「をり」と「けり」では軽いほうは「をり」だとおもいます。
「けり」は最も強い切れ字です。 月天心貧しき町を通りけり 蕪村
「けり」を「をり」にしたら軽くなってしまう。 「をり」で成功した句は
旱星ラジオは余震しらせおり 梅沢富美男
「けり」ではなくやわらかい時間経過の「おり」で決まった。
この句で10段に昇進したよね。 「けり」で決めた句
五段雷運動会を告げにけり
「けり」を「をり」にしたら威勢がでないよね。「しらせをり」にしたら
湿った花火になってしなうな。 俺がおかしいのか句がおかしいのかわからんが
全く意味がわからん
みんな指摘しないところを見ると
俺がわかってないんだろうか?
裏表見せなば見せよ散る紅葉
この場合のなばは
完了の助動詞ぬの未然形+接続助詞のば だよな
したがって裏も表も見せたならば
という意味になるはず
で 見せたなら見せよって変だろ >>102
解説ありがとうございます。
軽い、と言うと語弊があるかもしれませんね。
軽やか、でしょうか。
渋滞は大変ですが、紅葉狩りに遠出するのは楽しい。 >>103
作者です。
うらを見せおもてを見せてちるもみぢ 良寛
83さんが言われているように、良寛さんの辞世の句を念頭に詠んだもの。
良寛さんは名僧と言われる人なので、紅葉に例えた人生の裏表を、はっきり
と見せたよと句にしています。しかし私のような凡人は、はっきり表れて
いるはずなのに見えない(わからない)というもどかしさを詠みました。
意図した意味は、見せたなら(はっきりと)見せてよ、なので文法的にも
大丈夫だと思います。 琵琶湖より引きし疎水へ散る紅葉
確かに説明くさいな、散文的になってしまったな。反省。
行秋や琵琶湖疎水のちぎれ雲 >>106
京都行きたいなぁ。でも紹介されている写真と違って、
人の頭ばかりなんだろうな。(笑)
床紅葉、とすると床に映っている紅葉ということで実態は床、
季語としては弱くなっているような気が私はします。
紅に染まるる床の初冬かな もちろん。
染まる、踊るの語感は了解済みです。
「染まる」の文語四段活用「染む」の未然形「染ま」
+
助動詞「る」(受身、尊敬、自発、可能)の連体形「るる」
ですね。
季語ではなく最終的に「床」にかかってくるので大丈夫かと。 冠雪や歓呼轟く金閣寺
私も行ってまいりました。冠雪の金閣寺、異国の人も来ていました。
一人凄い美人がいてどんな反応をするのか注目していると、「オー、ホー、フォー」
と悶えていました。雪を戴くと静寂さが増しますね。
碧き瞳に冠雪の金閣寺 他動詞と自動詞の違いは考えるとわからなくなる(笑)
床が紅葉に染まる(自動詞)文語「染む」
黄落に染まるる床の実相院
床を紅葉が染める(他動詞)文語「染む」
寺床を染むる紅葉や実相院
合ってます? >>119
夏井先生の場合季語にかかってなくても
全てアウトなんだよね
>>122
あってると思う >>125
おもうって 思ってるからそう書いてるんでしょ
なっちゃんがよく言う言葉 >>124
夏井先生は、鉄板ワードのように使うのをたしなめているのだと思うよ。
逆に、NGワードのように扱うのも変だと思う。
素人だと理由が分からないから、NGワードのように思ってしまいがちだけどね。 >>123
すれちがふ人みなゆかし床紅葉
床紅葉は京都好きのトレンドワードであるけれど、季語ではない。ハズ。
床に落ちている葉っぱかなと思ってしまうかな。
すれちがふ人みなゆかし散る紅葉
すれちがふ人みなゆかし秋時雨
どんな季語でも入ったりして(笑)
大仏の手相に秋の道おもふ
126さんと同じ感想。でも、手相が道のようだという発想は面白い。
どちらかが季語だったらやりやすかったのに(笑)
晩秋や大仏手相なぞりける 大仏の手相は「ますかけ」で、この手相は. 「天下取りの相」などとも言われ、
徳川家康がますかけだったと。
その手相に秋の道をおもうなんてロマンだよね。マロンじゃないよ。
ロマンだよ。 >>121
秋寒や澱む車列の曼荼羅図
秋寒の澱む車列や曼荼羅図
wikiによれば、
「密教の経典にもとづき、
主尊を中心に諸仏諸尊の集会(しゅうえ)する
楼閣を模式的に示した図像」
なんだが、今時はマンダラチャートという言葉もあって、
諸概念の関係性を「図解」から「図観」するツールとしても、
認識されつつある。(書いてて意味がよくわからない)
ぶっちゃけ、マンダラは意味が広くこれといえるものがないので、
すこし、切れの工夫をしてみました。 さまざまの事思ひ出す桜かな 芭蕉
具体的に言ってくれよと突っ込みをいれたくなるだろが、上の句に
比べたら
大仏の手相に秋の道おもふ
のほうが100倍わかりやすい。 >>131
芭蕉の句と違って
思ってるからそう書いてるんでしょ
というツッコミが入ると思う
あのお方は… >>128
大仏手相がちょっと寸詰まり
語順変えたいな
でもいいと思う >>134
確かに。
大仏の手相をなぞる暮の秋
大仏の手相をなぞり秋暮るる
大仏の手をなぞりけり龍田姫
下五はみな秋の季語です。
意外と一番下の句がいいような気がする。 町割りの跡に渋滞降るむ冬
下5の「降るむ冬」がわかりません誰か御教示してくれますか。 >>135
>>129を聞くとなるほどと思うんだけど
句だけ見ると大仏の手相をなぞるのは
無理だろと思われる気がする >>130
渋滞の様子が曼荼羅図のようだ、ということなら前のままでもいいような
曼荼羅図は仏教の世界の宇宙地図みたいなもん なんでも溝をなぞりたくなるのは、
ロマンというより本能的な感じがしませんか。
子供のころテーブルの溝を無意味になぞっていた記憶があります。 曼荼羅図を
仏教の世界観を表現したものとするか、
普遍的な世界観を仏教的に表現したものとするかで、
〜曼荼羅図の句の読み方が違ってくきますね。
切れをどこに入れたら相応しいかも変わってくると思います。 要件や事実を伝えるだけなら、
俳句じゃなくてもいいぞ。 >>148
どこまでも歩く気になれば、案外狭いんだよね。京都。
でもそこは千年の都。歴史的背景も感じながらなら、
”どこまでも”歩いても歩ききれない。
そんな雰囲気を出してみたい。
お寺まで歩いて行こう京の秋 >>150
陳腐なツッコミぐらいなら、
代案出せ。 晩秋や大仏手相なぞりける
「なぞる」が下品、「大仏手相なぞりける 」だと大仏が己の手相をなぞって
いるようで可笑しい。
大仏の手相を辿る秋の道 >>152
晩秋や京の嵯峨野のにじり口
嵯峨への道は草庵茶室のにじり口のように狭いですよ。
せっかく歴史ある地名なので、もうちょっと具体的に歴史エピソードを
込めたらもっと楽しい句になるかも。
「なぞる」って下品なの?w みちのくの伊達の郡の春田かな 富安風生(とみやす・ふうせい)
大景から中景、小景と絞っていく句です。名句です。
晩秋や京の嵯峨野のにじり口
も絞っていく句なのです。にじり口の先には何があるのでしょうか。
その先は一期一会の世界があるのです。
抹茶の接待、参加費500円でした。 みちのくの伊達の郡の春田かな
地方名→地名(群)→田園風景
晩秋や京の嵯峨野のにじり口
背景、地名 → 建物の一部
上句と比べると絞りすぎかな。
上句の様にそこの風景と読んでしまった。
晩秋の京の嵯峨野の茶室かな
晩秋や嵯峨の茶室のにぎり口 >>155
> 太秦の殺陣師一筋散る紅葉
一筋→一閃 太秦の殺陣師一筋散る紅葉
映画村の殺陣師一筋の人生なのでしょう。殺陣師の人生の美学という
ものがあるのでしょう。「大工一筋」「教師一筋」「茶道一筋」の一筋。
季語が「散る紅葉」でどこか付きすぎで、カッコ良すぎ。渋めの季語と
合わせてもいいかも。
太秦の殺陣師一筋木守柿
「一閃」を使うなら「散る紅葉」で「師」を削り
太秦の殺陣の一閃散る紅葉
バッサと斬って下さい。こちらは剣さばきの型の美学 昨日が立冬だった。今日の日差しはもう冬の日差しなのかな。
みかんの味も甘みがのってきたね。
冬の日をちらかしてゐる陳皮かな 秋風に誘われるまま祇園の灯
言いやすい句ではあるけれど、季語の擬人化はあまりよろしくない。
秋風に誘われるまま祇園かな
切れ字を使って、秋風の中の祇園の景にするとか。 >>162
京の渋滞はどこに行ったw
でも、日常の何気ない句は良いと思います。 >>170
固有名詞を下五に置くと、キャッチコピーみたいにならないかい。
ねねの道紅葉の水漬く石畳
ありがちだけど、俳句としては。
捨て石の如き車列や散る紅葉 夏ちゃんの選ぶ俳句365、2回連続「並」だった!
石斧もて打ち割りたるか鬼胡桃 ねねの道紅葉の水漬く石畳
これって観音開きの句でないのかしら 石斧もて打ち割りたるか鬼胡桃
並には入ったんだからたいしたもんです。複合動詞の「打ち割る」もいいですが
とりあえずシンプルに考えて。
石斧をもつて割りたる鬼胡桃
と定型におさめて、ここからオリジナルにしていけばいいとおもいます。
石斧のほうに焦点をあててみるのもいいかもしれません。
鬼胡桃打ち割る谷の石の斧
石斧の響く谷底鬼胡桃 石斧(せきふ)と読ませるから、並みもらえたんじゃないの? 「京都の紅葉と渋滞」2018.11.8放送
※途中で番組初の席の入れ替わりアリ:変更後の設定で反映
最下位:37点
恋黄葉届かぬ想いもどかしく
届かない恋よ黄葉よ(青空・清水・サロマ湖)よ
※3位→4位:38点
変わらぬ景うつむき見たり草紅葉
渋滞の窓より愛でん草紅葉
(夏井先生が酷評)
※4位→3位:39点
燃える京特等席や秋舞台
渋滞を特等席として紅葉
ポイント
;大雑把な表現は避ける
2位:50点
秋夕や続く尾灯に父想う
夕ぐれの尾灯に父を想う秋
1位:70点
渋滞の窓コツリ京のどんぐりか
渋滞の窓打つ京のどんぐりか
特待生3級:現状維持
秋日和和日傘回すMAIKOSAN
MAIKOSANになりきり秋の和日傘を
理由:工夫は分かるが、季語の扱いが雑
特待生1級:現状維持
渋滞追ひ越す八坂の冬鴉
渋滞の頭上八坂の冬鴉
理由:作者の位置 「追ひ越す」→「の頭上」なら昇格
次回お題「朝食の風景」2018.11.15放送予定 ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています