◆◇◆◇胤舜◇◆◇◆
『 ネックレスレス 』
他人の言葉は気にならないなんて
首に手をやりながら震えている
はじめましてが少なくなって
心の底からホッとしている
てるてる坊主を作ったのは何時以来だろう
晴れていようがいまいが部屋に居るのにな
ラッキーアイテムは知らないモノばかりで
ちょっとだけ調べてみようかな
そして後悔するんだ
いつも同じ電車に乗って
みんな同じポーズで気持ち悪いよ
心の中でさえ呟く事しか出来なくて
山登りの達人になりたいな
頂上で思い切り叫ぶんだ
やり直したいよ
いつまでも繰り返すのは老いのせい
楽になりたいならって呼んでいるし
ラッキーカラーは今日のパンツだから
きっと逆にダメなんだろうな
そうだ飛んでみよう
現金は持ち歩かないなんて言うけれど
口座は真っ白だって笑えるよね
刺身のつまが大好物なのは秘密って誰に言う
てるてる坊主を作りながら思い浮かべる八つ墓村
いよいよもう駄目かもしれないな
そんなこんなで
ラッキーパーソンは時代を経ても変わらないみたい
何時だって大好きなので許してたもれ
雨宿りのじゃんけん
後出しで負けたりするんだ
幸せなのであります 『 夏かしら 』
あなたには
何も言わない
楽をして
傷つけて
それで許して
バカみたい
いつだって
嘘の裏側
見せつけて
今もすぐ
言える暗号
救えない
私には
聞こえはしない
たぶんもう
風はもう
熱を育む
夏かしら 『 ノイズ 』
一目惚れ
瞳は全速力です
羽織った上着が柔らかく浮いて
距離を保たなくてはならないけれど
ミリでも近くに居たい
ニュースの時間を奪って泣いてみる
裸なら飽きているだろうから
波が言いたいことを推理する
可視化すると言うけれど
見たいものしか見たくない
胸を張ってサボって後悔して
似た者同士が集まると笑う
咲いた花には既に名前が付いていて
もう出る幕は無くて
そっとボリュームを上げてみて
飽きてきたから止めてみる
辞めた会社に戻りたい
蟻地獄の人生だから
許されなくて泣いてみる
二度とは三度ではなくて
もう逢えない時は必ず来る
それは暗くて当然なんだろう
いつも腕を上げられないとしても
実は希望を抱いているのさ
そして声は伸びてゆく
抱いてみたら細いから
約束は空に流れてゆく
何度も描いた夢を夢のまま生きてゆく
結べるくらいに伸びた髪が言う
結末を裏切るのが得意技だから
笑顔に戻してみる 『 膨張 』
大嫌いさ
さようならも怖くない
今を誤魔化して
手始めに浮気なんかしよう
うわ言の様に繰り返すよ
世の中には階段があって
手が震える事だらけで
電車の中では立ちっぱなし
幸せなんて口にした日にゃ笑われる
ルンバが待っている
ルームウェアはユニクロ
論点がズレているとか野暮だぜ
前戯が短いんだよとか意外とエロいね
寝顔は見ない主義
犠牲者を増やしたくない
井戸水で顔を洗いながら思うんだ
誰の歌か知らないが何も聴き取れない
田舎者が言い過ぎました
太陽が言わせたんです
数学だけが苦手
天使だった
沢山の大好きを持ち逃げ
ゲームを楽しむように
二位でも良いよ
夜更かしだけが楽しみ
みんなが見ているんだ
段差も無く
口に目が行く色物さ
サイコロはいつも六
靴が脱げた
大切なんだな
泣きはしないけれど涙ぐむ
昔話で気を引こうかな
なんてなことを言いつつ
机から離れたんだ 『 あの９月 』
全角なんだよ
愛しているよ
誤魔化してなんかいないよ
好きだよ
愛しているよ
目を逸らしたりしていないよ
好きだよ
愛しているよ
全角なんだよ 『 桑田佳祐 』
ずーっと見ているばかり
ちょっと勇気を出してみた
仲間に入れて
うんと楽しかった
登り棒のてっぺんに触れた
僕はひとりじゃない
花火の光
微妙な距離だから見に行かない
それでいいと思う
曲を付けられないから自由さ
今は大変な時なんだろう
そんな時こそ聴くのさ
涙や駄菓子屋
笑顔がいいのはわかっている
乗り越えよう
入り組んだ話もある
簡単に答えが出ない事に応えるよ
微睡む午後
花火の光
眩しいなって涙を拭いたり
それでいいと思う 『 ひじき 』
あなたはすぐ横にいなくても良い
ただ少し前にいてくれたなら良い
それで柳の下でも怖くない
幅のある意識の高い人
されど寂しい時もある
まだ人間とはとか考えたりする
失格と言われて凹んだりもする
叶わないから夢だなんて夢を見ていない人
橋の脇で蛙が鳴いている
抱きしめられたいと思うのは当然だろう
生まれた時からそれは変わらない
真水に打たれても自分を変えられなかった
誇りは集めれば瓶の蓋くらいにはなるさ
堅苦しい決まり事の中で見つけた優しさ
幻とはまた違うのだからまだそこにあるぜ
電車は時間通り来るのが当たり前だろう
けれど今はもうそれぞれが感じている
これは違うんじゃないかなってな
あきらめたくはないけれど
束になろうにも糸が無いじゃん
それでも見つめ続けたいのはいつもひとりだけ
そうやっていれば報われるかもしれないよ
悲しいって酔っている暇なんて無いさ
写生を言い間違えても許してたもれ
甘えたいのをぐっと我慢してみたりする
それで何かが変わるのなら笑ってみせる
それがたぶん自分に出来る事なんだ
とにかく明日を描いてみよう
明日を描こう 『 サラ 』
死んでしまった
死んでしまったんだ
あの子への想い
まるで無かったかのように
死んでしまった
死んでしまった
死んでしまったんだ
僕のこの心
下手な落書きに価値は無い
死んでしまった
はがきじゃなくて
往復はがきなんだろう
東西南北上下左右
聞き耳立てろ
死んでしまった
死んでしまったんだ
あの子への想い
まるで
死んでしまった
死んでしまった
死んでしまったんだ
あの子への想い
遠い国の砂漠の水のように
死んでしまった 『 カタカナ男、震える 』
ステイホーム
いつも家に居る
ネットワークは無限大
飼っていない犬と散歩
仕方ないからするんだマスク
それが命を救う
慣れないサブウェイに怒る
飛沫を撒き散らして始末が悪い
すぐに手を洗う
ソーシャルディスタンス
いつもキスをする
毎秒を毎分にしてみようかな
新しい様式は美しいっス
世界は安らぎを求めている
ちょっとビビるけれど
いつ元に戻る
ウィズコロナで行こう
きっと上手くいく 『 僕には緑 』
白くて柔らかい街
何メートル離れても側に居る
辿り着きたいゴール
いつも悩んでしまうんだけれど
突き破りたいんだ
白の隙間の緑になりたい 『 クリスマス食堂 』
ありふれた言葉って跋扈するけれど
君が放てばそれはそうとも言えないんじゃないかな
悲しさばかりが目立つ日々にはチョコレート
含まれた涙が丁度良いさ
夏に出逢った恋があるなら冬もきっとあるに決まっている
小石を蹴れば跳ね返るからまた蹴り飛ばすみたいにさ
そうやって誰かを励ましていないと生きられないんだ
失くした鞄も靴も流れてゆく
ふとそんなこんなを何気に思い描いていた樅ノ木の下
沢山の金や銀にそこそこの銅があって和んだりした
待つ時間が長ければ小さい雪にジャブを二三発当てるのさ
そうしていればすぐに君は現れて笑うんだ
優しさばかりの同棲を過ごした二人は続かないものだよ
そんなことばかり語るあなたはきっと恋玄人なんだね
そのついでに降ってくる夢に夢を当てて見せておくれよ
てな妄想の後で日向の温もりに甘えるだけ甘えたら
この食堂で食べるのは決まっているようなそうでないような
魚でも肉でも野菜でも君でも何でも喰らいあげちゃうぞ
太陽が仲間外れだってボヤく間も無く降る未来
彼も彼女も彼女の彼も見上げていて顎が上がる
今まで出逢えた人達に凄くでっかい幸せを
ピースサインに積もるくらい外に居たりして
仮に今年が最後だったとしてもマジで幸せだと言えたりする
そうしてゆっくり過ぎてゆくんだろう
この一日も 『 Slide 』
囁くだけならば誰にでも出来る
本当にそうなのだろうか
僕はそうは思わない
心に推し溜めて生きる人がいる
大声で刻む歌なら幾らでもある
本当にそうなのだろうか
僕はそうは思わない
ほら小難しいだけの人生がある
蠢く欲望の世界史が此処にある
本当にそうなのだろうか
僕はそうは思わない
指を鳴らす間に変えてしまえる
光る核は胡座の上に堕ちて来る
本当にそうなのだろうか
僕はそうは思わない
大好きな君といつも幸せでいる 『 鴨 』
何もかも嫌になったら
その跋印をタップしなよ
別に走らなくても良いんだ
かと言って歩かないとヘビーだぜ
裸に飽きたら着せるしかないなんて
想像力の欠如を指摘して去る
涙は自由自在です
刺身に飽きたら
別に笑わなくてもいいんだ
かと言って語らないとヘビーだぜ
何もかも好きになれたら
さようなら 『 エキストラ 』
長い髪
驚く程のいびきと寝言の合わせ技と
使い込んだボールペンとウォレット
必ず残す鮭の皮
揺れる髪
本当は少しだけ切りたいんだって知っているし
今年は普通に暮らせる奇跡も知ったんだ
今は二人でいられたら
時の魔法使いが呆れているよ
こりゃもう何も出来ないなって笑っているよ
こちらとしては控えめな存在であり笑えたら良いんです
これが今の本音だったりして
染まる空
三浦海岸では特に美しいんだって二人で走ったけれど
生きていられるだけで幸せなんだって抱きしめた
ずっと続いてゆけ
割れる空
すべてを包み込み取り出す接着剤は様々なカラー
今夜は何気に夜更かしモードで起きていたいんだ
ずっと二人でいたいから 『 抱きしめたいだけ 』
結末は笑っていて暖かい気がしている
この道の信号はさっきからずっと青
大丈夫だよと呟けば続く気がしている
続いた先に待っているのは家
この事実が救いになる日が来るとは
落ちた羽根を拾ったなら幸せになれる
幸せだって疲れる日はあるさ
数え切れない幸せの集合体なのだから
大切な人の視線を奪う指令
目を見て話せと教わったけれど
どうしたって無理だったよ
あなたに吸い込まれてしまうから
紫の花の先に触れていると泣けてくる
この命の終わりを悟るなんて無理だ
光さえ浴びていれば自然なんだと知る
私だけのあなたの普段着はダサすぎる
この事実には真っ向勝負が出来る
抱きしめたいだけなのにそっと消える
初めての積み重ねをありがとう
笑顔ってこういう顔なんだって知った
凄くくすぐったい感じだよ
世界中にある幸せのひとつだから
少しくらい味わっても許されるよね
なんてなことを考える夜 『 空席あり 』
窓の外の木の細い枝に雀
数秒の間に飛び立ち枝が空いた
窓の外のマンションのアンテナに烏
数分の間に飛び立ちアンテナが空いた
どちらの空にも留まれないけれど
ほんのりストレッチしたりなんかして
割と自由だったりして言うこと茄子
麻婆茄子
外でなら800円くらいのやつが美味しいんだ
家で作るのなら丸美屋のやつが美味しいんだ
水溶き片栗粉
後片付けまでが料理なのでＲ
食べたら眠くなってきたお
何処へ行ったかな 『 笑顔 』
今までの生き方を変えるなんて
誰にも急かされていないのに考えちゃう
遠くにあった目標がある意味において近かった
そんな僕は外反母趾
魂の叫びとは無縁であり続けたいんだ
素知らぬ顔をして駄賃を置いていきたい
幻と言われた事柄に触れて少し感じた違和感
こんな時は嘘泣きを
優しさって重くはない
懐かしい恥じらいと願う勇気
確かめたい事実には絆創膏が貼られていたけれど
それをそれとして見過ごすことは出来なくて
振り被った空に誓う小さな力
どんな顔が相応しいなんて決められないよ
いつか離れていく時には全力で手を振るし
泣いた日を思い出して許せるんだ
甘える藁半紙が揺れて瞑る
ほんの少しの笑顔を 『 ルール 』
喧嘩した帰り道は石を探している
ただ蹴るための石を探している
誰かが描いた丸が歪んでいる
この枯葉の下にも石がある
そんなことを呟いてみる
流れ星に願いごとをしたって叶わない
毎回そうだからもう見ないフリをするんだ
叶えるのは自分の気持ちひとつだなんて
叶えられない夢ばかり見て布団を被るんだ
そうして夢を見る
誰かに好きだと言ったことがあるから
愛なんて言葉を調べたり調べなかったり
思いやりなんて言葉を調べたり調べなかったり
とりあえず意思を確かめるのである
誰にも意思を渡さないのである
周りには素晴らしい詩や歌があるんだなあ
すべてを認めた上で好き嫌いを並べたりして
それが健全であってなおかつ素敵だと思うんだ
そうして過ごすと不思議だけれど良い事がある
てなことを描いてみたりもする
そんなこんなで大袈裟な意志がある
誰にも判らないけれど意志はある
楽な道ばかりって実は無い
誰かが描いた丸が揺らいでいる
見て見ないフリをするけれど
帰宅部の人にも課される宿題がある
なんとなく思い出す
きみと居ると癒されるんだ
そう言われるために生きている訳でもないけれど
色々と戻れるのなら元々を元に戻そうかな
それくらい簡単な人生が良いよなあ
ありがとうございます 『 本当の自分 』
鏡に映る人が君なんだ
当たり前と笑うけれど
笑おうが泣こうが君なんだ
左右逆だから判る事もある
歯を磨く時にふと感じているはず
意外と良い顔しているな
バカらしいけれど実は本当だろう
自惚れてしまうくらいじゃないと生きられない
世界はそんなもの 『 盗塁 』
優しく光る月と頭
冗談だよと笑いながら撫でて
不埒な思いと真摯な思い
失わない思い
揺れる一筋の髪
今も生きる希望を見出して
何もしない訳にはいかないよ
おにぎりは明太子
愛され過ぎて頭がおかしくなりそうだ
もう盗まれた方が楽になるよ
リードを少しだけ大きくしたりする
そう少しだけ
優しく光る月と頭
諦めが肝心だよと笑いながら
叩いて揉んでを繰り返す
繰り返しながら笑う
優しく光る月と頭
頭が残ればそれで良いや
今しがた悟りを開いて
揉んでみる 『 うれしいはあなたと 』
もう二度と見られない
あの神楽坂で誓ったこと
さようならに怯えたりしないんだ
もう二度と見られない
あの夏休みと笑ったこと
どうもありがとうを置いておくよ
もう二度と見られない
あの寂しさを違ったこと
只管に忘れないのかもしれないな
もう二度と見られない
あの流れ星に願ったこと
生まれてくれた人すべてに幸せを 『 五輪 』
一重でも二重でも三重でも構わない
四弦でも五弦でも六弦でも変わらない
明日は来るかもしれないと生きたら良い
何かが来ている世の中だから
好きな人が居ないなら居ないで忘れないで
自分が好きなモノや言葉
泣き笑いしながら生きて来た奇跡
真顔で恥ずかしいね
ごめん
てなこと言いつつ続けるよ
忘れられないようにたまに描くよ
スピードはそのままで良いよ
追い越せないように
今は辛いよねって言いたくない人が居て
いつもと違うと言いたい人も居て
違和感ばかりでこんがらがるよ
何回目の頭痛だろう
泣き笑いなら良いけれど
泣いてばかりだと何気に力が要る
波を乗り切れると信じさせておくれ
心からの祝福はするけれど
高過ぎる壁は困るよ
温いビールも嫌だなあ
此処は日本だ
笑顔は誰よりも君に 『 雨の隣 』
晴れた日を無駄にしないように出掛ける人々
他に行くべき所があるだろう
そんな小言を言いながらセルを回す
拗れた関係を脱してやっぱり好きが勝ったんだ
怪しい雲もあるけれど雲は雲で
もう謝る用意は出来ているんだ
マスク越しでもキスは出来るから
君が心から許してくれるのかはまた別で
そうさそろそろ謝らないといけないな
僕の心がどうにかなりそうだし
自己中心的で生きられる世界
だから問題が起きる世界
慣れた身は無駄を省いたような気になる人々
他に祀る場で許されるだろう
こんな事すら言わないと判らない
混じった血もすべてやっぱり意味があったんだ
競った日々の終わりには輝いた笑顔だけ
少なくとも僕にはそう見えた
そうさポロポロ降り始めた日に生きている
ちょっと強い雨の隣に君がいる
確かな想いくらい残酷なことは無いよ
改行を制限された上で描き上げた
サイズ感を流して誤魔化して
そうさそろそろ抱きしめないと許されない
君の心がどうにかなりそうだし
愛しているの証を捧げたいし
だから困難を超えるよ今すぐに
此処が本当の真ん中と叫ぶ人
それでもヘッドホンはズレるんだけれど
ズレないものは花への想いなんだ
仍って君のことを愛しています
黙っていても雨は降るものだし
雨の日を無駄にしないように出掛ける僕達
何処に行くでもないからこそ尊いようなそうでもないような
ちょっと向き合って抱き合ったね
そしてセルを回した 『 君とあの街で 』
君がまだガールフレンドだった頃
手を繋いではしきりに照れていた僕さ
全ての感覚がぶっ飛んだ
そんなこんなを考えたり考えなかったり
今夜はちょっと眠れないんじゃないよ
どうしても眠りたくないだけなんだ
君と暮らせた日々は忘れられるはずもなく
忘れる必要もなく
君がまだガールフレンドだった頃
トラムの走る街に憧れていた僕さ
夢を描いては止まっていた
そんなこんなばかりを繰り返して
今は殴られても歩き続けるよ
腫れた顔に陽が射している
そんなこんなでちょっと睡魔を呼んでみる
おやすみなさい 『 麦わら帽子 』
毎日は悩むことがあって当然だし
迷うこともあって良いさ
こんがらがって転がり続けよう
明日も生きてみよう
結末から始まる日々
良かれと思い呟けば叩かれて過ぎてゆく
嘘の顔は全て見抜かれている
頑張ろう
増えた嘘垢をふるい落としたい
幾度も舐める絵画は落ち着いている
裸が足りない
確かなものばかりなら生き甲斐がないよな
てなことを言いながら立ち食いそば
何かが足りない
結末から始まる日々
今しかないと握り叩かれても歩いてゆく
嘘の火花は麦わら帽子
頑張ろう 『 来年の盆踊り 』
優しい顔をして
手を繋ぎましょう
寂しい顔をして
手を繋ぎましょう
どちらにしても
手を繋ぐのならば
悲しい顔だけは止めましょう
嘘はダメだよと
嘘をつかないで
オンザロック
いずれにしても
手を繋ぐのならば
卑しい顔だけは止めましょう
優しい顔をして
手を繋ぎましょう
嬉しい顔をして
手を繋ぎましょう 『 来年のクリスマス 』
どうしよう
部屋で雨を見るのはもう嫌だ
なにしよう
判らなさ過ぎて涙も出るの嫌だってさ
緑を見続けてきたからなんとなしね
かなり立て込んでいてさ
誰も踏んでいない道がそこにある
誰の為の一方通行だろう
逢いたい人と愛したい人と違うのかい
今すぐに抱きしめたい人じゃないでしょうか
雪が降ってきましたぜ
どうしよう
胸であなたを誤魔化すのはもう無理だわ
どうかお願い閃いてクリスマスを迎える為に
緑ばかりの街をわざと白くさせる
煌めいていてさ
眩い光線が更に白くする
バトンは繋いだよ 『 手段 』
何故だか赤子を抱いて議論する
自身の思考だけ攻撃されるのを防御するものだ
裸で闘わせない事を知らない
机が机たる所以はそこで学問が行われる事だ
また机の上でセックスしても学問を超える事は無い
マイクで叫んでも心が含まれなければ無であろう
どれだけ書物を貪ろうと理解が追い付かないならば無意味だ
メディアを批判し資本主義社会を批判する
ある場所では何をするのも自由主義だとほざく
貴様らは何を忌み嫌い生み育てたのか
そう問われたら「人間だ」と吐いて捨てる
それすら痴情の始点だとしてもだ
プロンプターにあやつり人形がニヤける国だけれど
空気を変える手段は決して血の暴力であってはならない
歌を歌うだけでは踊りを踊るだけでは変わらない
退屈だと去る背中は猫背の塊である
煙草を握り潰してなお苦虫を噛み潰したような顔をする
そういう自分達をすべて竹刀で叩き潰す 『 夫婦 』
五月蝿い画面の台詞
余計な事に何故に気付かないのだろう
小さい声から大きい声なんて
極大ブーメランよ返って来ないでおくれ
あらゆる世代で迷惑をかけてきたから判る
生え際が怪しくなったから髪をとにかく伸ばす
走る気持ちもあと数年だろうけれど歩くよ
腰も怪しい
てなこと言いつつ愛せる人と愛してくれる人と
淡い夢触りの心地の末に出逢えたんだ
喧嘩ばかりでごめんねなんて歌ばかりで息が詰まる
僕の願いはただひとつさ
初めて湯葉を食べた時
初めてトリュフを食べた時
初めてアレを食べた時
わちゃわちゃした関係を生き抜いてきたじゃんか
軽に乗っても気分はラグジュアリー
そんなこんなで伝えたい
君との喧嘩を早く夫婦喧嘩にしたいんだ 『 消毒癖 』
あなたをクーリングオフしたい
そんなことを考えたりしないけれど
頭から消え去ってくれないかな
これはなんとなくの今の気持ち
颯爽とロードバイクが駆けてゆく
とっとと転ければ良いのに
そんなことを考える自分が愛おしい
お子様ランチは割高感が満載
夜になっても雲が見えるよ
星も月もあなたを見ているがな
困り顔を鏡で見ると笑っている
どことなく蓋を閉じる
そんなこんなであなたが頭から消えた
これで独り寂しく眠れるや
てなことを思い胸に手をやれば
心にあなたが居た 『 萌える大根 』
いつの間にやらやたら喧しい蝉から
やたら優しい鈴虫さんへ
季節のバトンパスが上手くいったなあ
とか風情あるじゃん
それはともかく大根
細いモノがもてはやされる昨今
太ましいそのフォルム
悩ましい冬のアイテム
おでんに居ないならそっ閉じ
沁みるオレンジは暮れゆく夕陽
この気持ちよ届いておくれ
やんやん甘えさせてよ
夜更けに呟く言葉が大根
大人だから許される風潮
頭がこんがらがると決まるタイトル
もう寝よう 『 月の側の星 』
夕方かな
見上げるとあるんだ
まだ明るい空の月の側で点滅している
ちょっと頭を傾けても変わらない
此処に居ても良いんだ
ありがとう 『 土壁の恋人 』
あなたがやっと来た土間
囲炉裏で待ち続けたんだ
少し揺れている胸
ないことにはならない
弾けそうなこの鼓膜
騙された様な孤独
濡れたコースター
吸わないのはすいません
そんなこんなで
誰かさんの相手に浮揚したけれど
モザイクなんて無用だからね
絡め取った埃
曲を付けてみてよ
曖昧で合格点
天気雨
どうしても行きたいところがあるよ
かなり揺れている胸 『 ああの夜 』
今もふと
夢に見るのは
違う人
帰宅して
触れてみるのは
あのバッグ
どうしても
忘れられない
ああの夜
たぶん今
殴りたいのに
すり抜けて
幸せと
夢に囲まれ
嘘ばかり 『 アロハ 』
字幕が無ければ伝わらないような
歌なら歌わない方が良いような
そんな気がするのは自分が正しいのだろう
なんてね
自己陶酔で自己肯定感を覚えたくて
生きているようなら疲れてしまうだろう
かなり無理しているみたいだから
本音は謝りたいんだけれど
水着の跡がそうはさせないのさ
走るのは遅いくせに早いんだから
暫くは落ちたフリの恋だったけれど
本気になったなら丸くなって幸せだったりする
失くしたシャツは出て来ないでほしい
なんてね
花は何が良い？
そう聞いたのにアロハを見せるから笑った
そういう間柄になりたいから
今まで生きて来た 『 Unique 』
僕はもう二度と走れない
だからと言って君に走れとは言えない
お願いがあるんだ
それは
僕らは無二の親友だよな
だからと言って君に走れとは言えない
聞いてくれるかい
それは
雪の向こうに見えるのが春じゃなくても
喜び合えるよなきっと
君ともう二度と逢えない
だからいつまでも力強く走り続けるよ
見届けてくれよな
それは
君は君の全てを遺したよ
だからいつまでも力強く走り続けるよ
約束だからずっと
それは 『 観覧車 』
どんな季節に出逢っても
僕らはきっと恋をした
ちょっと限られた時間の隅で
笑える事が嬉しいな
何かを考えなくても良いや
慣れ親しんだ観覧車
ちょっと限られた時間の裏で
泣ける事も嬉しいよ
うん羽ばたくその日に
奇跡だと思えたなら良いや 『 孤独の色 』
そっと拡散した破片が吹かれる頃
ビルからは牙のようなものまで堕ちてゆく
避けながら歩くのは困難でもあり
もういいかなという気にもなる
それは諦めじゃないか
正にその通りである
特別なことではないだろうし
今日こそ私は孤独になれる 『 そのひとことで 』
そのひとことで
君を抱きしめられる
ありがとうと返したくなる
こんな世界でも生かされているんだから
そう思い込むしかない日々だけれど
明日に投げかける言葉
他人事にはしないよ
そう思い続けるのって疲れるけれど
でも考えるのは止めないんだ
きっとなだらかな丘を進んでいるのだろう
充電しながらあるはずの終点を目指そう
人混みは苦手だったりする
そういう人は多いんじゃないかな
でも挨拶って欠かせないんだ
そんなこんなで息をしていたりするから
ひょんな出逢いがあったりするのが人生です
明日こそみんなが笑えるように
そのひとことで
僕は優しくなれる
ありがとうを返したくなる sting1283@gmail.com
憲法違反
010 5147 1457
カナダの逃避中
韓国
朝日高等學校
姓名 李勝材 『 夏にしかない 』
ああ今日も疲れた
そう言えるのも恵まれているよな
必要とされるのは嬉しいものだ
そんなこんなで風呂に入る
蒸し暑い日が続いて嫌だなあ
ここを乗り越えないと夏は来ないけれど
夏が来たからと言って予定は何も無い
仕事だ仕事
ほんの少しの綻びから別れた彼女
どうにかこうにか幸せになっていますように
心にも無いことを考えたりしているんだ
センチメンタル
たぶん明日は夏の始まり
そう思えるようなビールの美味さ
広告にまんまとやられています
キレとコク
ほんの少しの喜びから離れた場所で
誰かと幸せになったりしないかな
それは本当にそう考えたりしているんだ
真面目モード
それもこれも自分次第なんだよな
この夏にしかない暑さの中で茹だりながら
一人もなかなか飽きるよなあ
そんなこんなで愛に頼る 『 水星人 』
あなたが居なければ
僕は此処に居ない
一方通行だった言葉
可能性を拡げてくれた
いつまでもなんて無い事
それも此処で知ったし
兎にも角にも鋭くて
優しさを纏っていたんだ
凹むのが馬鹿らしい事
暖簾に腕押しで生きられる
あなたが居たから
僕は此処に居る 『 ショートカット 』
短くした髪を悔やむなんて
そうそうあるものさ
でも以前より断然良いって
そういう人も居るさ
温度差はあって当たり前なんだ
台風のち晴れ
近道した人生なんてものも人生で
遠回りすれば良いってものでもない
でも傷ついた数だけは誇って良い
てなことを言ってみる
短距離走も長距離走もキツいから
喧嘩両成敗
前のめりで語る者はその全てを疑えよ
誰かが側に居るとは限らないから
でも一人で生きる時期も必要だったりする
水溜りを踏む
悩める時に悩まないと答えが軽くなる
明日は来る 『 来春 』
抱きしめられそうな雰囲気
魔法にしか叶えられない
恰も嵌められたような
好きでどうしようもないのに
暖かくなったらの告白
少しくらいは冒険しようかな
涙ばかりで疲れた恋を殴りつけて
肩を叩かれて唖然として
誰もが通るからと誰も通らない道を行く
今夜は雨
降る色は違い続けるけれど
明日ばかり見て今日を疎かにしていないか
自分にだけ問いかけるんだ
花言葉
ニヤけるのは相手次第です
抱きしめられそうな雰囲気
遠くなりがちな君に 『 昨日はすぐそこ 』
冷たく澄んだ朝焼けがとても綺麗さ
儚さひとつ分を割いた甲斐がある
そうして飲むコーヒーが沁み渡る
なんて眠りたくなかっただけって呟く
最近またあれこれ忙しくしているんだ
かなり細い綱渡りしまくって脚が笑う
こうしているのが本当に幸せなのだろうか
なんてほんの少しの幸せアピールしてみます
いくらもがいてもあの頃にはもう戻れない
いざ布団を被ればいつもの悪夢がこんばんは
慣れた今では目覚めるまで眺めるけれど
たまに来る軽い死臭で飛び起きる
冷めたコーヒーに昨日はすぐそこ
いつも心から明るく前向きにはいられない
それでもこれでも生かされていたりする
なんて贅沢な呟きなんだろう 『 Last calm 』
大切な言葉を受け取る用意は出来ている
そう明るくなる前に聞きたい気もする
たまらなくなって叫んだ
それって夢だったんだ
好い加減ないい加減で尽くしたい
花弁から香るのはいつも夢置いた凪
痛い意味ばかり欲したらもうお終い
今は多分に弄ばれているのが気持ち良い
それって涙を忘れたのとは同義じゃない
言いたいことはいつも言えないんだ
瞼に塗る色で主張するスタイル
派手すぎるランドセル
ただ歩いて余力があれば走る
いつもですと恥じらいもなく応える
かなぐり捨てた嘘ばかりの先月
最後に涙を少し描いた 『 なめ猫の免許証とヒゲダンスのヒゲ 』
大宮商店で買ったきな粉飴
その後に迎える運命とリンクしない
名前の無い駄菓子屋で買ったなめ猫の免許証
死ぬまで有効って書いてあった
今はゴールド免許
尚且つペーパードライバー
気が向いたらC1を廻っている夢を見る
それだって笑える時はここぞと笑う
今度いつ笑えるか判らなくて泣ける
泣け無しの20円で回したガチャガチャ
出たよ出たよ出たよ
ヒゲダンスのヒゲ
はいはいはいズンタタズンタッタタッタ
今でも何時も凍るよ
夏日が真夏日になって酷暑日になる
いつかの可愛さは何処に
はいはいはいズンッタタタズンタタッタ 『 涙がくれた気持ち 』
涙がくれた気持ち
愛想笑いも透き通る
立ち直れそう？
どうだろう
懐かしい音楽に打ちつける腰
酔ったフリ
すべてはタイミングだろう
知ったかぶり
起承転結
勝手にしてくれ 『 Innocence 』
貝殻を耳に当てて微睡む
今年の夏に置き忘れた感動を
幾分か細かくしてポケットに入れる
来年の今頃に出してみよう
真っ白な砂浜に潜り込めば放つ光に戸惑う
波打ち際から離れて石を投げたら楽勝
沢山の思い出になるだろう日々を歩こう
頑なな頬に触れてみると明日が見えた
遠くで魚が跳ねているよ
星空に夢を委ねて放置したら内緒話をしよう
月光が明らかにする無垢な笑顔と
積み上げた涙の塔を浮かべて陽気になる
組んだ脚には優しさが宿っていて綺麗だな
長くもあり短くもありの仕様
酷い暑さにゲンナリした事も抱きしめて
呑気な顔をお願いだから見せ合おう
堪らなくなったらドアを開けて走ろう 『 嫌いな人 』
嫌いな人にばかり視線が向くの
ある日から嫌いになって記憶から消したいの
理由はなんとなく1000はあるかな
もう嫌だ
一緒に写った写真が飛んでゆけば良い
かなり粘った瞬間だったのを忘れないの
何故か今は何もかもが頂けない
もう嘘だ
ライバルが居ないってだけで好きになった
もしかしたら捨てられたのかなって
思いたくないけれどあの笑顔は何？
誰か隣に居れば聞けるのに
誰も居ない
嫌いな人にばかり視線が向くの
残された人生これで終わるの？
自業自得とか絶対に言うなよな
泣きたくない 『 中の人 』
夢の中
君の言葉に俯いている
約束はしていない
もう忘れられない
約束すれば良かった
丸まり膝を抱えてみた
足早にすり抜ける努力をする
普通の幸せくらい持っているつもり
雪は積もり街を照らしている
揺れたまま
君の言葉に頷いている
約束はしたけれど 『 Deceive 』
なんとなく聞いた
独りで寂しくないのって
少しだけ笑いながら
一生分は恋したからねって
なんだかはぐらかされたような
誤魔化されたような
そんな気がした
柔らかい丘には煙突が見える
嗅ぐ匂いには絶大な思い出がある
かの人の言葉には絶対に裏がある
楽して生きて来られたって
傷だらけで笑えるから凄いよ
涙が止まらない
なんとなく聞いた
隣りで詫びしくないのって
少しだけ笑いながら
また裸になった ヒーリング系もしくはドローンアンビエントで最強のリラックスを手に入れてください。
自然の波音も入っているので、さまざまな周波数の恩恵を得ることができます。
神経過敏でイライラしやすい人、なんらかの依存症にも少なからず効果が期待できます。
食事前にナイアシン療法を行うと、効く人には大変有効と思います。
自然な形でセロトニンが増えれば、ほとんどの神経症や精神疾患は良くなっていきます。
薬も確実に減っていきます。それと同時に高タンパクな食事が大変大事です。
そして適度な運動で最強です。
試してみてください。//youtu.be/e1IPKVrDUoM 『 チェックの柄のシャツを着て 』
チェックの柄のシャツを着て
微睡みながらも忙しなく
視線はあちらこちらに動いているよ
チェックの柄のシャツを着て
アウトインアウト我関せず
どちらでも構わないのさ
チェックの柄の大小で
いつもと気合いの入り方が違うなんて
君は微笑んで言うけれど
あながち間違ってはいないんだなこれが
チェックの柄のシャツを着てみたよ
とにかく君に見せびらかしたくて
色はいつもより冒険してみた
チェックの柄のシャツを着た
二人はスクランブル交差点を走るよ
何から追われる訳でもないのに 
