337さんもお書きでしたが、恐らく、
マウンティングをしなければ自分を保てないほど、自己評価の低い人は、
人を尊敬すると、自分の立ち位置がその人より低くなると信じ込んでいたり、
人に「ごめんなさい」と謝ると、やはり自分の立ち位置が低くなると信じ込んでいるのかもしれませんね。

もちろん、マウンティングを仕掛ける人すべてがごめんなさいを言えないわけではないのですが、
傾向としては、人を尊敬したり、人の意見を尊重したりすることが苦手で、
謝ることを苦手としている人が多いような気がします。

人を尊敬したり、尊重したり、謝れない性質、というのは、
とても損なたちだな、と私は思います。
特に、「謝れない」というのは、人生のステージが進むほどに、
その人自身を孤独に追いやってしまうのではと感じます。
なぜなら、歳をとってゆけばゆくほど、
問題というのは多くなっていくものだからです。

何か、困った問題が生じたときに、「これは私が悪い」「いや、私が悪かった」と、
譲り合える相手でなければ、若い一時期ならともかく、
壮年期、老年期を平和に愛し合っていたわり合って過ごすことは、
ほとんど不可能だろうと思えます。

これは、恋人関係や夫婦関係に限らず、
友人関係や親族関係などにも全く同じことがあてはまり、
何か問題が起こった時に、自分の立ち位置を守るために、
その一切の責任を他人に被せようと試みる人間と、
良好な友人関係や親族関係を構築するのはやはり無理だろうと思えます。
すなわち、謝れない習慣が身について離れない人は、
年を取るほどに誰からも敬遠され、孤独になってしまう可能性が高いだろうということです。