ずっと気になっていたこと。
嫌いなんて言ってごめんなさい。
国語の教科書も私が破りました。死ねとも紙に書いた。
男であるということに嫉妬したのです。
何も許されない、激しい感情は
ちょっとしたことで、怒りになる
受け止められなかった、何もかも
そんな状態で、どこ吹く風を決め込んでも
理解に繋がらないはねつけ続けた
そんな自分を守っていた
人の心を知らずそれを良しとした
完全無欠の自分を目指した
着々と罪は重ねられ罵詈雑言の日々
それでも、私は、守られた
心の血を流し続けていたのは誰であったのか
そして完全無欠など気取っていたのは無数の傷の上
私は、滑稽よりも酷く可愛げなど一片なく地獄の業火でも気がつけなかった
あなたに出会い、こうなるまでは…
幼き日の、笑顔
いいところなど、消え失せるほどに、
解決を望み、目指したのは誰であったのか
どれ程の痛みで、そのことを願ったのか
私は知らなければいけない
謝るなんて生易しい
そして、どれだけの人を傷つけ
どれだけの償いを手に余るだけ
尊敬の地位を得ながら
そのことは行われた深い深い傷は
闇に見過ごされた
幼き日の笑顔で。