それでは、まず、長寿地域というものが存在するのでしょうか?
実は存在し、既に報告されています。
まず初めに報告された長寿地域は、アブハズ(ロシア)、ヴィルカバンバ(エクアドル)、フンザ(パキスタン)です。

これらは、ハーバード大学医学部の教授であったアレクサンダー・リーフ医師が調査をし、1973年に『ナショナル・ジオグラフィック』に紹介しています。
かなり高齢の人がいるとのことでしたが、その後の調査では欧米各国の同世代の人々と推定される人々と比較をすると、極めて活力があり元気に生活していることは間違いなかった。

ブルーゾーン

次に報告された長寿地域が、「ブルーゾーン」といわれているバルバギア地方(イタリア)、ニコジャ半島(コスタリカ)、ロマリンダ(アメリカ)、沖縄(日本)の4つの地域で。

2010年にダン・ビュイトナーというジャーナリスト兼探検家が報告しました(『ブルーゾーン 世界の100歳人(センテナリアン)に学ぶ健康と長寿のルール』(ディスカヴァー・トゥエンティワン社)。