昔の職場から外の景色ボーっと見てて、ここから居なくなりたいなあ、って考えていて、
ふと、遠くから、前から気になっていた人が歩いているのが見えた。
そのときの彼女は、なんでか輝いて見えた。誇張じゃなくて本当に彼女自身が光を纏っているように見えた。
その時、彼女は運命の人なんじゃないかと思ったけど、結局、何も出来ないまま職場を去ってしまった。
だけど、その時の自分には彼女には相応しくないという自覚があって、そんな自分と決別するために新しい仕事を始める覚悟が決まった。
彼女とはあまり話せなかったし何の特別な思い出もないけど、自分を変えるきっかけになってくれたからやっぱり、運命の人だと思う。