順調な時ほど、調子に乗ってはいけない。勝ち誇って酔い痴れることは、すでに敗北の兆しである。驕り高ぶった慢心から、衰亡が始まるのだ。いつしか苦労知らずになり、恩知らずになれば、増上慢に狂い、油断におかされてしまう。「師子は油断せず」この一点を、指導者は心に刻みつけていくことだ。