>>890
日本ハム本拠地移転構想 3候補、課題三様 /北海道

新駅可能も増発困難 広い面積、低地価は○

 問題はJR北広島駅から徒歩20分の立地で、市はより近いJR千歳線沿いの市有地に駅新設を目指す。
川村裕樹企画財政部長は「札幌−北広島は快速で16分。新駅ができれば札幌ドームより身近になる」と話す。
 JR北海道の島田修社長は「移転議論の決着を待ちたい」と述べるにとどめるが、市とJRは交渉を重ねており、
関係者は「市が建設費を負担すれば駅新設は可能だ」と認める。恵庭市が1億6100万円を負担し、千歳線に請願駅の「サッポロビール庭園駅」を設置した先例もあり、北広島市も数億円を負担する構えだ。
 しかし、千歳線は特急や貨物列車も走る過密路線で、日ハムの試合をにらんだ増発は容易ではない。島田社長も「試合終了後、多くのお客様を短時間で札幌方面に運ぶのは簡単ではない」としている。
地方路線の見直しや、在来線本数に影響する札幌駅の新幹線ホーム問題を優先したいJRの事情もある。

https://mainichi.jp/articles/20170531/ddl/k01/050/161000c