維持困難なJR線区のバス転換、住民側初の容認
2017年07月14日 10時11分
JR北海道が廃止、バス転換の方針を示しているJR日高線鵡川―様似間の公共交通について考えるシンポジウムが13日、新ひだか町で開かれた。
JR北の幹部らが出席する中、主催する住民団体「日高の公共交通を考える有志の会」(高橋幸二代表)は「バス導入はやむを得ない」との判断を示した。
JR側が単独では維持困難とした13線区で、住民側がバス転換を受け入れる姿勢を示したのは初めて。
沿線住民ら約100人が参加した。出席したJR北の西野史尚副社長は「大変ありがたい。意見や提案は持ち帰り、日高地方の交通システム形成の上で参考にしたい」と答えた。
さらに、バス転換の際は、既存の路線バス(道南バス)への支援により利便性を高める構想も明らかにした。
(以下略)