平城宮跡の近鉄線 知事「何らかの進捗を」
9月6日(水) 19時00分

 奈良市の平城宮跡を横切る近鉄電車の線路について、荒井知事はきょう「近鉄との折衝を密にして、来年3月には何らかの進捗が出るように努力したい」と答えました。

荒井知事「近鉄の意見はどういう意見ですか、どういうふうにされるんですか ということを事務的に聞いているというふうになっております」

 荒井知事が、この発言に及んだのは平城宮跡歴史公園のオープンが3月に決まったという話題からです。平城宮跡歴史公園は、国営公園などとして国と県が整備を進めています。
荒井知事は、奈良時代の様子を感じ歴史を学べる場所として公園の整備に期待を寄せます。一方で、懸念材料に挙げたのが、景観を阻むという近鉄の線路です。
県は、線路を大宮通りの地下に移設したり、西大寺駅の改良などを提案しており、県と奈良市、そして近鉄が協議を始めています。
しかし、荒井知事はきょうの定例会見で、近鉄から対案が出てこないことにあらためて疑問を投げかけました。その上で、歴史公園がオープンする3月には、何らかの進捗が出るように折衝を密にするなど努力をしたいと語りました。
http://www.naratv.co.jp/news/20170906/20170906-06.html
http://youtu.be/o6TqddDM6HY