関空特急車つまり現在の281の企画段階で
ステンレス車体の案があり
近車がデザインパースを作成

特急形電車では意匠の自由度や製造時の簡便を考慮し
285まで鋼製車体を選択し
現世紀辺りを境に整備と寿命と軽量化の合理性で
683からは意匠両立のアルミ車体が選ばれているが

しかし281の段階で塗装車体にこだわらず
既にステンレス車体の特急形が登場していた可能性も

日本での特急形液体式気動車は
車体装荷のエンジンと台車の変速機を推進軸で繋ぎ
車体に求められる捻り剛性の関係から
アルミ車体は極力忌避され
メーカーが提案する合理的な車体の素材はステンレス

KTR8000のように鋼製車体で
西681ベース車体の特急形気動車も構成できて
西の特急形全体で意匠の印象統一も可能だったが
キハ187は四2000以来の業界標準に倣いコスト抑制
キハ189も整備と寿命と軽量化の観点で
意匠よりコスト抑制優先でステンレス車体

キハ87に関してはシリースハイブリッド車で
エンジンは積んだが電車ベースのため
捻り剛性の影響はそこまで考慮せずとも構成でき
意匠両立可能なアルミ車体を採用