ワイドドア、5ドア導入した頃の小田急京王って、輸送改善が絶望的に進んでなかった頃だね。
地下鉄乗り入れを押し進め、ほんのわずかな距離の線増が完成したまでは良かったが、
その後ワイドドア、5ドアが登場する直前まで、各停が6両5両で走っていたね。

西武は新宿線でも8両対応になっていた頃だから、特に小田急のあの混雑で6両てのにはびっくりした。
8000が出た頃までは、たまに片開き車の2+2 4両なんてのも来てビビった。
でも小田急って駅間距離が短く、各停は優等退避だらけで、急行の方も停車駅間隔が短いから、各停利用者は短い乗車距離で次々と急行へ移って行き、
全区間乗り通す客も相対的に少ないから、それほど各停の輸送力増強に迫られていなかったのかな。

一方で急行は乗客が集中し過ぎだね。
昭和50年代後半には昼間も10両化がかなり進行していて、2400なんつう、351+1411よりキミョーな車両が有った事を差し引いても、
昼間の10両化は関東私鉄で最も進んでいた部類だね。

急行の停車駅間隔を長くし(例えば千鳥式で)、急行各停なるべく均等に乗車して貰えるようにし、各停の輸送力を増強するっつう手段も有った筈だけど、
あまりそちらには傾注しなかったね。