「高速域での回生制動の際の回生電圧の制御が難しい」ことが挙げられていた。
ただ電動機の定格回転数を高くすればそのデメリットを減殺できるようなので、
逆に高速域での運転が主体の特急型に使う場合には問題が少なかったかも知れない。
ただその後、界磁チョッパ制御や界磁添加励磁制御が開発され、
起動後十数秒を抵抗制御で乗り切りさえすれば、難しい制御なしに回生率を高めることが
できるようになったので、実用上はそちらの方が主体になり、
そうこうするうちに、時代はVVVF制御による交流モーターのステージへ移った
…というところだろうか。
それにしても、205系デビューの際の国鉄による解説文に「結果として高速域での加速性能は
201系をやや上回る結果となった。」とあったのを思い出す。