大阪環状線に関して
国鉄本社の認識は
利用旺盛な大都市路線だが
在阪大手私鉄などと直接競合がなく
そういう面の対策は不要と

かと言って101や103の量産時代までは
軽んじられていた訳でなく
最新形式を増備するにしても
新造車の割合が高かったのは間違いなく

201量産で投入が顧みられなかったのは
経費節減で前述の事由を
見送る口実とする傾向が強まった以外に
山手線同様に駅間距離が短く
主回路の熱容量に懸念があり
むしろ203的な主回路仕様を
別途用意する必要が想定された事情も

大阪圏では
結局そのままで運用に適し
かつ大鉄局的に競合対策でもあり
串刺しダイヤ解消効果もある
東海道山陽緩行線に集約して投入と

JR西の発足後
201転用で大阪環状線が本命となるが
深夜試運転では
やはり主回路温度上昇が課題に
これは回生側の改修で解消