ミサイル想定訓練 中止を要請
http://www3.nhk.or.jp/fukuoka-news/20171127/3007161.html(動画あり)

福岡市が来月1日に実施する、ミサイルの発射を想定した訓練について、
「九条の会福岡県連絡会」のメンバーが、いたずらに市民の不安をあおるものだなどとして、
市に、訓練を中止するよう要請しました。

来月1日の訓練では、北朝鮮から発射された弾道ミサイルが
福岡市の上空を通過した場合を想定し、午前10時、
福岡市内にいる人を対象に携帯電話などに緊急速報メールを配信するほか、
福岡市地下鉄のすべての列車を一時的に停止させます。

この訓練について、憲法を守る活動を続けている
「九条の会福岡県連絡会」のメンバーが27日、福岡市に対し、
訓練を中止するよう文書で要請しました。

このなかで、
「訓練の予告を知り、今後、ミサイルの飛来と落下があるのではないかと、
市民が戸惑いと不安を覚えている。
いたずらに市民の不安をあおるものとしか言えない」としています。

「九条の会福岡県連絡会」の代表世話人で、
福岡大学名誉教授の石村善治さんは会見で
「訓練は、市民を不安に陥れるだけでなく市民を
有事の感覚に慣れさせようとしているのかという意図さえ感じる。
訓練を行うより平和的な解決に力を注ぐべきだ」と述べました。