JR西日本は7日午後、平成17年4月に起きた尼崎脱線事故の車両を永久保存するための作業を始める。兵庫県姫路市で保管されている車両を別の倉庫に移し、約1年かけて部品ごとに分類し、劣化防止策を施す。

 JR西によると、事故車両は7両編成で、破損が大きかった1−4両目は姫路市の新幹線高架下にある倉庫で保管されている。7日夜にトラックで県内の別の倉庫へ搬出する。車両は事故の衝撃や、乗客の救出のため切断されるなどしており、金属片を部品ごとに整理していく。