>>605
701系列の制御器には、起動時の衝動を抑えるための微弱な加速からスタートする機構を持っていませんでした。
この機構を持つ101系がゆる〜く動き出してから進段するのに対し、701系はすぐに直列全抵抗から限流値に従って
進段していきます。

101系と701系とが併結されている場合は、101系が微弱なスタートをしている間に701系は前に行きます。
その後に少し遅れて101系も限流値に従って進段を開始しますが、両系が同じ2M2T同士の場合だと、701系よりも
加速力で勝る101系が今度は前に出ます。

先頭車の前面連結器は中間車のそれとは違って、柔らかい緩衝装置に支えられているので、発車時の併結連結面では
逆向きの大きな変位が連続して生じやすくなります。701系の4M2Tと101系の2M2Tとの併結では比較的スムーズでしたが、
701系4M4Tと新501系(デチューンなしの新101系相当)との併結編成が発車する時の連結面の伸び縮みは、
まさにアコーディオン♪のようでした。