札幌五輪、30年招致に「変更したい」意向伝達
http://yomiuri.co.jp/sports/winter/20180509-OYT1T50144.html

冬季五輪・パラリンピックの2026年大会招致を目指していた札幌市が、日本オリンピック委員会(JOC)に対し、30年大会の招致に変更したい意向を伝えていたことが9日、関係者への取材でわかった。

JOCは昨年11月、同市が招致に名乗りを上げたことを受け、実現すれば2度目となる札幌五輪開催を目指し、26年大会に向けた国際オリンピック委員会(IOC)の立候補手続きに参加していた。

だが18年の韓国・平昌ピョンチャン、22年の中国・北京と、アジアでの3大会連続開催は難しいとの見方があった。
さらに今年4月に発表された26年大会の候補地は、カナダ・カルガリーやイタリア・トリノなど国際大会の実績が豊かな都市が多く、厳しい争いが予想された。
一方、今年3月、北海道新幹線の札幌駅ホームの位置が決まったことで、30年度末の予定の札幌開業が前倒しされる可能性が高まり、30年大会であれば間に合うと見込まれる。
市幹部は「市民や経済界にも30年大会を望む声は多い」としている。