九州大学まで「鉄道が適当」も 費用200億円超で先行き不透明 
市街地からのアクセス 福岡・糸島市
http://www.tnc.co.jp/sp/news/articles/NID2018060602051(動画あり)

九州大学の伊都キャンパスと糸島市の市街地を結ぶ
新たな交通アクセスについて、調査結果が明らかになりました。

【記者】
「JR筑肥線、波多江駅の上空です。
駅周辺には新しいビルや住宅が建ち並んでいて、
その先、およそ4キロの地点、山のふもとに九大伊都キャンパスが見えます」

この調査は九州大学伊都キャンパスまでの、
新たな交通アクセスについて検討するために、
糸島市が委託して実施したものです。

調査結果によりますと、
糸島市の波多江駅を起点に九州大学までを鉄道で結ぶ方法が、
モノレールや次世代型路面電車などより、
費用や土地の確保の面で適当とされました。

この方法では現在バスでおよそ15分かかる区間が、
7分に短縮されるということです。

しかし事業費は200億円を超えるとみられ、
市は今後、県や大学、経済界の関係者らと最適な方法を探るため
検討する必要があるとし、先行きは不透明としています。

九州大学は今年の秋に伊都キャンパスに統合移転する予定となっています。