ヒント
◆“第2青函トンネル”構想浮上 車で津軽海峡通過 長さ30キロの自動車用海底トンネル

津軽海峡に青函トンネルが開通して30年。
新たな海底トンネルの構想が浮上しました。

第2青函トンネルの構想をまとめたのは、道内の有識者らでつくる研究会です。
17日、札幌で開かれたシンポジウムで、構想がお披露目されました。
「北海道は島。トンネルで(本州と)直接つながることは非常に重要」(北海道建設業協会・栗田悟副会長)

構想によりますと、第2青函トンネルは長さ30キロメートルの自動車用トンネルで、一般の車両が走るスペースは片側1車線。
それに緊急車両や人の避難路のスペースが設けられています。
工期は10年あまりで、事業費7229億円は民間の投資で賄い、通行料の収入によって48年で事業費を回収する試算です。

第2青函トンネルをめぐっては、これまでにも貨物列車や無人運転のトラックを想定した2つの構想がありましたが、人が運転する一般自動車の走行を想定した構想はこれが初めてです。
「技術的、採算的にいちばん自動車道路が厳しいと思っていた。結果的に計算するとそれほどシビアではないことも見えてきた」(北大公共政策大学院・石井吉春特任教授)

ただ、長距離の海底トンネルのため、避難路などを設けたとしても火災や事故などにどこまで対応できるのか課題があり、研究会は引き続き検討を進める方針です。

HBCニュース 2018/7/17(火) 19:37
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180717-00000016-hbcv-hok