207系の0番台のころから、旧のアーバンネットワークでは、インバータ制御の車両が、これから増えていくことを考えて、変電所を強くしたり増やしたり、ってことが、されてきたんだ。
321系をつくってるときは、JR神戸線・JR京都線だって、もっと増やす必要があるよね、ってなところでさ、基本的な設計は、編成のすべてが、1両に動力台車は1つだけなんだけど、完全な付随車を一定の割り合い(3両のうち動力車が1両)まで、暫定的でも連結できるように、考えられたんだよね。
主電動機が270kWになったのは、そのとおり、回生ブレーキブレーキの効率を上げるためでもあるし、特急型電車が時速160kmくらい、近郊型電車でも時速140kmくらいなら、余裕で運転できるもの、ってところ。JR西日本としては、編成のすべてが、1両に動力台車を1つにして、大きな出力の主電動機にすれば、かなり省エネルギーになる、って考えてるんだよなあ。
225系を設計してるときに、変電所の問題を解決する、仕上げがされていて、それからはいまのとおり、つくられる直流電化の電車は、編成の半分が動力台車、ってそろえられてる。