安倍官邸は黒川氏の定年延長で、検察の“虎の尾を踏んだ”
  ハーバー・ビジネス・オンライン

黒川氏の定年延長を聞いて、稲田検事総長がこんな一言を漏らしていた。
「あっちがそうくるなら、こっちも考えがある」
「あっち」はもちろん安倍官邸。「こっち」は稲田総長をトップとする検察組織。
「安倍官邸vs.検察」の闘いが火ぶたを切った。では「こっち」の考えとは何か?
それはもちろん、広島地検が着手した河井克行前法務大臣の妻、河井案里参議院議員の選挙違反事件だ。
「安倍官邸は黒川さんの定年延長で“虎の尾を踏んだ”んだよ。
稲田さんもブチ切れたんだよ。総長が2年で辞めるというのは
慣例であって、稲田さんは65歳の定年まであと1年ある。
本人が『辞める』と言わなければ定年まで辞めさせる手立てはない。
黒川さんは半年延長しても8月には退職だから、稲田さんが辞めなかったら結局総長にはなれないからね。
さすがに2度の定年延長はできないでしょ? 稲田さんはそれを考えているよ」