0908名無しさん@3周年
2018/04/29(日) 11:09:41.01ID:L7JSpdKzアベノミクス下の輸出産業は輸出自体で儲かっていない。それどころか12%縮小した。
年度 輸出総額 輸入総額 貿易収支
2012年 63兆7476億円 70兆6886億円 ▼6兆9410億円
2013年 69兆7742億円 81兆2425億円 ▼11兆4683億円
2014年 73兆0930億円 85兆9091億円 ▼12兆8161億円
2015年 75兆6139億円 78兆4055億円 ▼2兆7916億円
2016年 70兆0357億円 66兆0419億円 3兆9938億円
2017年 78兆2864億円 75兆3792億円 2兆9072億円
ドル換算すると……
年度 年間平均レート 輸出総額 輸入総額 貿易収支
2012年 79.75円/j 7993.4億j 8863.8億j ▼870.4億j
2013年 97.60円/j 7149.0億j 8324.0億j ▼1175.0億j
2014年 105.94円/j 6899.5億j 8109.2億j ▼1209.7億j
2015年 121.04円/j 6247.0億j 6477.7億j ▼230.7億j
2016年 108.79円/j 6437.7億j 6070.6億j 367.1億j
2017年 112.16円/j 6979.9億j 6720.7億j 259.2億j
円安なので輸出総額は増えたが、円に両替する前の獲得ドルは減った。
28%円を切り下げた ( (79.75-121.04)/121.04=-0.2889 ) のだから
売上22%増 ( (78.2864-63.7476)/63.7476=0.2281 ) では足りない。
外国から見れば日本商店が12%縮小した ( (6247.0-7993.4)/7993.4=-0.1267 )ことになる。
(同様に、日本から見て輸入品店は30%縮小した( (6720.7-8863.8)/8863.8=-0.2952 ))
分析:アベノミクス5年間では28%円を切り下げたので28%以上輸出総額を伸ばさなければならないが、
官製株高による不自然な円の切り下げで、輸出産業が実質12%縮小した。
表面上の貿易収支は円安で黒字化したようにみえるが、
ドルレート(国際取引に使われる基軸貨幣レート)での輸出規模の大幅縮小に伴い、
実際には輸入できないほど日本円の価値が下落し貧しくなった為、数字上の黒字が生じている。
結論:アベノミクス5年間は実質的に日本の貿易規模を縮小させ、失敗した。
表面上の貿易収支の黒字転換は、官製円安の副作用での円価下落に過ぎなかった。