戦後から冷戦時代の日本は、
政府が米国寄り、マスコミがソ連寄り、
これはけっして自然発生ではなく、ある意味、意図的にやってきたバランスらしい。

戦後からの日本の外交は、このような、どっち付かずの姿勢をキープする戦略。
現憲法も、事あるごとに、このような外交ツールを果たしてきた。

今予定されている改憲後の憲法に、これを超える利用性があると思えない。

そもそも日本は、国民性のせいか、ロビー活動の能力が、
中国どころか韓国にも劣る。
いまだ慰安婦像などが、米国各州で承認されてしまうのも、ここで劣るからだ。

このようにロビー活動能力が、いまだ未熟な日本が、自発的に改憲などをしたら
待っているのは孤立化としか予想できない。

これらの理由から、私はイデオロギーとはほぼ関係のない、
戦略視点においての護憲派だ。