この改憲が実現すれば、
「自衛隊明記できた!スッキリした!これで真っ当な独立国だ」などという、清々しさ(快楽)と、
妙に自尊心が満たされるような高揚(快楽)があるだけであって、
その後の現実、困難についてはまったく予想が欠けていますね。


日本が、戦後から蓄積した外交戦略は、改憲によって「リセット」させられてしまいます。
今後の日本国民が、「リセット」後から、過去より優れるものを構築できるとは、到底思えないですね。

今の日本政府は「安倍一強」というイメージで、妙に安定しているようですが、
本人がいなくなった直後の対策もできておらず、それなりの人材、育成環境も極めて不足しています。
つねに危機的状況ですよね。

一方、国民の高齢化は止められず、国民の公僕志願、自衛隊志願、それどころか、基本的な就労意欲ですら、
年々減り、絶望的であるので、やはり移民を受け入れなければ、という議論が別に進行しています。

今回の改憲議論と、現在の情勢とは二枚舌のように、かけ離れていますね。

まさか、改憲する事によって、今後の日本国民が、まるでカンフル剤を打たれたかのように、
今までなかった能力を発揮できるような、そのような宗教的な楽観は、とても信じられませんし。

というわけで、やはり、極めて現実的な心配により、私は護憲派ですね。