トランプのアメリカは北朝鮮に攻撃出来ないでしょう
この勝負は日米の負け、中露韓の勝利でほぼ決着が着ています
ティラーソンの発言からもその苦悩が伺えます、米国の内部、もっというと軍内部でも考え方は違うのです
トランプの本意は軍の支持を得る為に強気の発言を繰り返していますが、全くやる気は無いと思われます
彼はビジネスマンですから、無駄な事はしない人です

ロシアの大統領選挙が終わりプーチンが再選されれば今年中にも朝鮮半島問題は決着するはずです
中露のシナリオでは、朝鮮戦争を休戦から終戦に向かわせるには南北朝鮮を互いに独立国として承認すると言う物です
これは締結されるだろうと言うのが、世界的な見方です

それだけ中国が力を着け、米国のアジアでの影響力が低下してるという証拠です
何故なら、朝鮮戦争の終結は在韓米軍の撤退を意味するからです
しかも文在寅大統領は韓国では左派のひとです、日本では左派というとりベラルな社会主義系ですが、韓国では全く違い
自主独立派、民族派を意味し、米韓同盟を重視する右派と違い、在韓米軍に出て行けと言ってる人達が支持者です

在韓米軍の撤退は在日米軍にも大きく影響を及ぼし、米国のアジアにおける軍事プレゼンスを大幅に低下させます
だからこそ、日本と米国の政府だけ、北朝鮮脅威を盛んに訴えてるのです
国際社会が割と冷淡で無関心なのは、米国の都合である事、基本的に朝鮮の国内問題であって二国間が同意するなら
別に構わないと考えてるからです
このシナリオはプーチンが提示したロードマップで、そのシナリオ通りに進んでいると見て良いでしょう

ホワイトハウス内やトランプ政権内部にも、このシナリオ支持している人は大勢います
彼等は軍縮をしたいので、在韓米軍が撤退出来る状況は大歓迎なのです

自民党の政治家の中にも、口では日米同盟強化と言いながら、本音では在日米軍の縮小撤退を考えてる人が多数いるのと同じです
安部総理の本意は解りませんが、故中川昭一氏と国家観が近いようなので本音では在日米軍に余り頼りたいと思って無いのかも知れません
そうなると北朝鮮危機は政治家として踊ってる様に見せかけているだけという事になり、想像以上にしたたかな策士です